小説

【小説】『痴人の愛』谷崎潤一郎 / あらすじ&感想

彼女に踏みにじられたい、そんな欲望が君の心の奥底にもひそんでいるはずだ! きまじめなサラリーマンの河合譲治は、カフェでみそめて育てあげた美少女ナオミを妻にした。河合が独占していたナオミの周辺に、いつしか不良学生たちが群がる。成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの肉体に河合は悩まされ、ついには愛欲地獄の底へと落ちていく。性の倫理も恥じらいもない大胆な小悪魔が、生きるために身につけた超ショッキングなエロチシズムの世界。 引用元:新潮社
ビジネス・実用書

【ムック本】『レモンサワーの教科書』内容紹介&感想

いま、レモンサワーをはじめ、サワーの人気が過熱している。 レモンサワーが産声をあげた、高度経済成長期。かつては呑んべえたちの飲み物だったサワーは、今では老若男女が愛する飲み屋の花形的存在となった。本書は、約半世紀の中で独自に発展してきた日本のサワーカルチャーをまとめた保存版の一冊。店舗案内はもちろんのこと、うち飲みのシチュエーションを想定した、おつまみレシピ集や、缶チューハイ飲み比べも収録!サワーの歴史、そして「いま」を解き明かす、あたらしいレモンサワーの教科書である。 引用元:Amazon商品ページ
小説

【本】『向日葵の咲かない夏』道尾秀介 / あらすじ&感想

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。 引用元:新潮社
小説

【小説】『本日はどうされました?』加藤元 / あらすじ&感想

誰に聞いても、あの看護師があやしいと言う。だったら、なぜ──。 「問答無用で新たな代表作をものにしたと言って良いだろう」ブックジャーナリスト内田剛氏、絶賛!! 感動作を書き続けた著者が、人間の悪意をあぶり出す。いきなり文庫! E病院で入院患者の連続不審死が発生。噂を聞きつけた週刊誌のフリー記者は、独自に調査を始める。同僚への聞き込みの結果、疑いは一人の女性看護師に。コミュニケーションが苦手で不器用。院内では問題児だった彼女。だが、証言者たちの供述に記者は違和感を覚える……。誰もが表と裏の顔を持っている。何が真実で何が噓なのか。集団社会に潜む人間の悪意を描く長編ミステリー。 引用元:集英社
小説

【短編小説】『ウォーク・イン・クローゼット』綿矢りさ / あらすじ&感想

優柔男、身体目当ての男、不倫男――。 ヤツらの養分になんかならない。 私たちは戦う、きれいな服で武装して。 “対男用”のモテ服好みなOL早希と、 豪華な衣裳部屋をもつ人気タレントのだりあは、 幼稚園以来の幼なじみ。 危うい秘密を抱えてマスコミに狙われるだりあを、 早希は守れるのか?  わちゃわちゃ掻き回されっ放しの、 ままならなくも愛しい日々を描く恋と人生の物語。 引用元:講談社BOOK倶楽部
小説

【短編小説】『いなか、の、すとーかー』綿矢りさ / あらすじ&感想

陶芸家デビューからわずか3年、石居は、テレビで特集が組まれるほどの人気の売れっ子。東京の美大卒業後、郷里に戻り、工房をかまえ、絵になるロハスな陶芸家生活を送っている。しかし、以前から彼を追う女ストーカー・砂原が工房に現れるようになり、事態はどんどん不穏さを増していき…。 引用元:講談社BOOK倶楽部
小説

【小説】『オルタネート』加藤シゲアキ / あらすじ&感想

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須のウェブサービスとなった現代。東京にある円明学園高校で、3人の若者の運命が、交錯する。調理部部長で品行方正、しかし、あるトラウマから人付き合いにコンプレックスを抱える 蓉いるる 。母との軋轢を機に、絶対真実の愛を求め続けるオルタネート信奉者の 凪津なづ 。高校を中退し、かつてのバンド仲間の存在を求めて大阪から単身上京した 尚なお 志し 。出会いと別れ、葛藤と挫折、そして苦悩の末、やがて訪れる「運命」の日。3人の未来が、人生が、加速する――。 悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。3年ぶり、渾身の新作長編。 引用元:新潮社
ビジネス・実用書

【エッセイ】『第2図書係補佐』又吉直樹 / あらすじ&感想

お笑い界きっての本読み、ピース又吉が尾崎放哉、太宰治、江戸川乱歩などの作品紹介を通して自身を綴る、胸を揺さぶられるパーソナル・エッセイ集。 芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。【幻冬舎よしもと文庫】 引用元:幻冬舎
ノンフィクション

【エッセイ】『時をかけるゆとり』朝井リョウ / あらすじ&感想

戦後最年少直木賞作家の初エッセイ集 就活生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。この初エッセイ集では、天与の観察眼を駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。『学生時代にやらなくてもいい20のこと』改題。”圧倒的に無意味な読書体験”があなたを待っている!? 引用元:文藝春秋BOOKS
小説

【小説】『春から夏、やがて冬』歌野晶午 / あらすじ&感想

スーパーの保安責任者・平田は万引き犯の末永ますみを捕まえた。いつもは容赦なく警察に突き出すのだが、ますみの免許証を見て気が変わった。昭和60年生まれ。それは平田にとって特別な意味があった―。偶然の出会いは神の導きか、悪魔の罠か?動き始めた運命の歯車が2人を究極の結末へと導く! 引用元:Amazon(「BOOK」データベースより)