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【夏フェア】『ナツイチ 2023』『新潮文庫の100冊 2023』『カドブン夏推し2023』気になる本紹介

【夏フェア】『ナツイチ 2023』『新潮文庫の100冊 2023』『カドブン夏推し2023』気になる本紹介
Haru
Haru

夏といえば、夏の文庫本フェア!
ということで、
・集英社『ナツイチ』
・新潮社『新潮文庫の100冊』
・KADOKAWA『カドブン』

の3社のフェアの中から、
私Haruが気になった・欲しい作品をピックアップしてご紹介します!

この記事を書いた人
みての

年間100作品くらい本を読む36歳サラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

〈読書遍歴〉
幼少期:絵本・児童書
小学生〜中学生:週刊少年ジャンプ・月刊コロコロコミック・月刊ファミ通ブロス・週刊ゴング
中学生〜20代:週刊ファミ通・電撃プレイステーション・ファッション誌男女
20代後半〜現在:小説・ビジネス書・自己啓発書に。最近は文芸誌も。

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  1. 『ナツイチ 2023』気になる本 16作品
    1. 『逆ソクラテス』伊坂幸太郎
    2. 『アナログ』ビートたけし
    3. 『のっけから失礼します』三浦しをん
    4. 『隣はシリアルキラー』中山七里
    5. 『R.P.G.』宮部みゆき
      1. 感想記事
    6. 『白夜行』東野圭吾
    7. 『累々』松井玲奈
    8. 『あなたの愛人の名前は』島本理生
    9. 『金木犀とメテオラ』安壇美緒
    10. 『翼はいつまでも』川上健一
    11. 『家族じまい』桜木紫乃
    12. 『水を縫う』寺地はるな
    13. 『23分間の奇跡』ジェームズ・クラベル / 青島幸男・訳
    14. 『短編宝箱』集英社文庫編集部・編
    15. 『言えないコトバ』益田ミリ
      1. 感想記事
    16. 『「自分らしさ」はいらない』松浦弥太郎
  2. 『新潮文庫の100冊 2023』気になる本 13作品
    1. 『雪国』川端康成
    2. 『あしながおじさん』ジーン・ウェブスター / 岩本正恵・訳
    3. 『ボクたちはみんな大人になれなかった』燃え殻
    4. 『我輩も猫である』アンソロジー
    5. 『チュベローズで待ってるAGE22/32』加藤シゲアキ
    6. 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ
    7. 『暇と退屈の論理学』國分功一郎
    8. 『火のないところに煙は』芦沢央
    9. 『BUTTER』柚木麻子
    10. 『金閣寺』三島由紀夫
    11. 『ぎょらん』町田そのこ
    12. 『手のひらの京』綿矢りさ
    13. 『ツナグ』辻村深月
  3. 『カドブン夏推し2023』気になる本 14作品
    1. 『この本を盗む者は』深緑野分
    2. 『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦
    3. 『小説 すずめの戸締まり』新海誠
    4. 『Another 2001(上)(下)』綾辻行人
    5. 『遠巷説百物語』京極夏彦
    6. 『教室が、ひとりになるまで』浅倉秋成
    7. 『スワン』呉勝浩
    8. 『震える天秤』染井為人
    9. 『君たちは今が世界』朝比奈あすか
    10. 『魔女の宅急便』角野栄子
    11. 『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成
    12. 『木曜日の子ども』重松清
    13. 『失はれる物語』乙一
    14. 『きのうの影踏み』辻村深月
  4. おわりに

『ナツイチ 2023』気になる本 16作品

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

敵は先入観。世界をひっくり返せ!

生徒の優劣を決めつける担任の先入観を壊すべく、
6年生の僕たちはある作戦を決行する。
それは自分たちの未来をも変えていき……。
胸を熱くする短編全5編。

引用元:『ナツイチ2023』

『アナログ』ビートたけし

大切な人に会えること。それが最高の喜び。

連絡先も交換せず、週1回、同じ場所出会う約束だけを交わした悟とみゆき。
時代に逆らうような不思議な恋の行方は――。
切なくともあたたかい、著者初の純愛小説。

引用元:『ナツイチ2023』

『のっけから失礼します』三浦しをん

ありふれているのに奇想天外。傑作エッセイ!

タクシー運転手さんとの会話、
漫画やLDH一族への熱き想い、家族とのエピソード……。

三浦しをんワールドを堪能できる、抱腹絶倒のエッセイ集。

引用元:『ナツイチ2023』

『隣はシリアルキラー』中山七里

予測不能な展開の連続。次に狙われるのは誰!?

社員寮の隣室から聞こえる不気味な音に恐怖する神足。
世間を騒がせる連続殺人事件との関連を疑うが、
警察は神足にも不審を抱く。
驚愕のホラーミステリー。

引用元:『ナツイチ2023』

『R.P.G.』宮部みゆき

奇妙な家族ごっこの末に辿り着いたのは――。

ネットで出会った他人同士で営む疑似家族。
だが、その「お父さん」役が刺殺され、取り調べに呼ばれたのは……。
衝撃の結末へ読む手が止まらない傑作ミステリー。

引用元:『ナツイチ2023』

感想記事

『白夜行』東野圭吾

二人の隠された罪が、さらなる悲劇を生んでいく。

過去に迷宮入りした殺人事件の被害者の息子と、容疑者の娘。
おとなになった二人の周囲で、立て続けに奇妙な事件が起こり……。
残酷すぎる運命を描く傑作長編ミステリー。

引用元:『ナツイチ2023』

『累々』松井玲奈

たくらみに満ちた「恋愛」小説集。

プロポーズ、セフレ、パパ活、失恋……。
「見せたい自分」と「本当の私」のあいだで揺れ動く
女性の姿と多面性を描く連作短編集。

引用元:『ナツイチ2023』

『あなたの愛人の名前は』島本理生

心がさまよう。体が求める。彼が欲しい。

抱き合いひとつになれても、互いの心の本当のところはわからない。
惑いながら強く求める女、優しさの裏に打算を秘めた男。
ビターな大人の恋愛を描く短編集。

引用元:『ナツイチ2023』

『金木犀とメテオラ』安壇美緒

今を受け入れられない少女たちの魂の軌跡。

北海道の新設中高一貫女子校で出会った佳乃と叶。
それぞれ胸に抱えた鬱屈した気持ちにもがき苦しみながらも前に進む、
二人の少女の視点から描く青春長編。

引用元:『ナツイチ2023』

『翼はいつまでも』川上健一

子ども以上大人未満。忘れられない14歳の夏。

衝撃的な音楽との出会い、信用できない教師との衝突、
問題を抱えた同級生女子との心の交流。
平凡だけど真っすぐな心で突き進む少年のひと夏の成長物語。

引用元:『ナツイチ2023』

『家族じまい』桜木紫乃

時の流れと共に移り変わる家族のカタチ。

結婚と共に家族ができ、増えて減って、最後は一人。
親の認知症や老老介護、終活などに直面するそれぞれの家族の最終章を、
慈しみをもってしみじみと描いた一冊。

引用元:『ナツイチ2023』

『水を縫う』寺地はるな

今、一番届けたい清々しい家族小説!

「かわいい」が苦手な姉・水青のため、刺繍好きの清澄は、
ウェディングドレスを手作りしようと決心し──。
世の中の〈普通〉を踏み越えていく、6人の家族の物語。

引用元:『ナツイチ2023』

『23分間の奇跡』ジェームズ・クラベル / 青島幸男・訳

23分あれば、人は“真実”を変えられる⁉

ある朝、教室に新しい先生がやって来た。
23分間の先生とのやり取りは子どもたちの心に何をもたらすのか。
平易な文章ながら、深い余韻を残す一冊。
英語の原文付き。

引用元:『ナツイチ2023』

『短編宝箱』集英社文庫編集部・編

“推し”作家との運命の出会いがここに!

スリリングな大人の駆け引き。
初恋のときめき。
家族や友達との特別な絆。
ミステリーから時代小説まで、
「小説すばる」掲載の短編作品から厳選した珠玉の11編。

引用元:『ナツイチ2023』

『言えないコトバ』益田ミリ

“なんだか使いにくい言葉”の理由を深堀り⁉

「結婚しないんですか?」「ひとりごはん」「男前」などなど、
普通に飛び交っているのに使いにくい言葉たち。
その理由を自問自答する、軽妙なコミックエッセイ。

引用元:『ナツイチ2023』

感想記事

『「自分らしさ」はいらない』松浦弥太郎

自分の限界を打ち破るためのレッスン書!

「自分らしさ」という呪縛から自由になると、可能性は広がる──。
最初のステップは、頭ではなく心で考える方法を学ぶこと。
くらしと仕事を充実させるヒント集。

引用元:『ナツイチ2023』

『新潮文庫の100冊 2023』気になる本 13作品

『雪国』川端康成

身も心も愛してほしいのに、なぜ男は冷たいふりをするのよ。

新緑の山あいの温泉で、島村は駒子という美しい娘に出会う。
駒子の肌は陶器のように白く、
唇はなめらかで、三味線が上手だった。
その年の暮れ、彼女に再び会うために、
島村は汽車へと乗り込む。
すると同じ車両にいた葉子という娘が気になり……。
葉子と駒子の間には、あるつながりが隠されていたのだ。
徹底した情景描写で日本的な「美」を結晶化させた世界的名作。
ノーベル文学賞対象作品。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『あしながおじさん』ジーン・ウェブスター / 岩本正恵・訳

孤児院育ちのジュディに訪れた奇跡――。
百年読み継がれてきたシンデレラストーリー!


孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。
名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。
ただし条件がひとつ。
毎月、手紙を書いて送ること。
ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、
持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。
最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『ボクたちはみんな大人になれなかった』燃え殻

好きだった人の名前をSNSで見つけた。
何もないボクを世界で唯一、認めてくれたあの人。


それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。
気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、
90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。
彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。
過去と現在をSNSがつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。
あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『我輩も猫である』アンソロジー

漱石没後100年&生誕150年記念! 
猫をこよなく愛する人気作家8名が「あの猫」に挑む。

「ねね、ちょっと、私だって猫なんですけどぉ~。名前はまだ無いんですけどぉ~」
夏目漱石没後100年&生誕150年記念出版! 
明治も現代も、猫の目から見た人の世はいつだって不可思議なもので……。
猫好きの作家8名が漱石の「猫」に挑む! 
気まぐれな猫、聡明な猫、自由を何より愛する猫、そして、秘密を抱えた猫――。
読めば愛らしい魅力があふれ出す、究極の猫アンソロジー!

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『チュベローズで待ってるAGE22/32』加藤シゲアキ

22歳、僕は歌舞伎町のホストになった。
加藤シゲアキが贈る最も危険なエンタテインメント、開幕編。

就職活動に挫折した22歳の光太は、
カリスマホストの雫にスカウトされ、
歌舞伎町のホストクラブ「チュベローズ」で働きはじめた。
夜の世界の苛烈な洗礼を浴び戸惑う光太だが、
客としてやってきた女性、
美津子が憧れのゲーム会社に勤めていることを知り、
彼女を誘惑して自らの夢に近づくために利用しようとする――。
野心と策略とが渦を巻く、
最も危険なノワール・エンタテインメント、開幕編。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

32歳、愛する人はなぜ死を選んだのか。
驚愕とカタルシスに溺れる極上のミステリ、完結編。

気鋭のゲームクリエーターになった32歳の光太。
自社のゲームが不祥事に見舞われるが、
チュベローズ時代の仲間たちの助けを借りて、
会社を罠に嵌めようと暗躍する組織の存在を突き止める。
上司の八千草と事態の収拾のために奔走する一方、
光太は美津子の甥であるユースケとともに、
彼女をめぐる真相に向き合うことになる――。
衝撃とカタルシスに溺れるジェットコースター・ミステリ、完結編。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ

60万人が泣いて笑って感動した読んだら誰かと話したくなる「一生モノ」の課題図書。

人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。
人種差別丸出しの移民の子、
アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。
まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、
みんなぼくの大切な友だちなんだ――。
ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、
ともに悩み、毎日を乗り越えていく。
最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『暇と退屈の論理学』國分功一郎

先賢先哲の思索を繙き知の森に誘うベストセラー。
あとがきを加え、待望の文庫化。

「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。
答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。
著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど
先人たちの叡智を読み解けば、
知の樹海で思索する喜びを発見するだろう――
現代の消費社会において気晴らしと
退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、
あとがきを加えて待望の文庫化。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『火のないところに煙は』芦沢央

この恐怖、どこまでもついてくる。
最注目の作家が放つ、ミステリ×実話怪談!

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」
突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。
心に封印し続けた悲劇は、まさにその地で起こったのだ。
私は迷いつつも、真実を求めて執筆するが……。
評判の占い師、悪夢が憑く家、鏡に映る見知らぬ子。
怪異が怪異を呼びながら、謎と恐怖が絡み合い、
直視できない真相へとひた走る。
読み終えたとき、それはもはや他人事ではない。
ミステリと実話怪談の奇跡的融合。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『BUTTER』柚木麻子

驚愕の殺人、驚嘆の美食。
各紙誌で大絶賛を浴びた渾身作がついに文庫化!

男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。
若くも美しくもない彼女がなぜ――。
週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。
フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。
その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、
里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。
各紙誌絶賛の社会派長編。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『金閣寺』三島由紀夫

金閣を焼かなければならぬ。破滅に至る青年の「告白」。

「美は……美的なものはもう僕にとっては怨敵なんだ」。
吃音と醜い外貌に悩む学僧・溝口にとって、
金閣は世界を超脱した美そのものだった。
ならばなぜ、彼は憧れを焼いたのか? 
現実の金閣放火事件に材を取り、
31歳の三島が自らの内面全てを託した不朽の名作。
血と炎のイメージで描く〈現象の否定とイデアの肯定〉──
三島文学を貫く最大の原理がここにある。【新装版】

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『ぎょらん』町田そのこ

本屋大賞受賞作家・町田そのこの文庫最新作。
魂の再生を圧倒的筆力で描く7つの連作集。

人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。
噛み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。
地方都市の葬儀会社に勤める元引きこもり青年・朱鷺は、
ある理由から都市伝説めいたこの珠の真相を調べ続けていた。
「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。
死者への後悔を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。
傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。
文庫書き下ろし「赤はこれからも」収録。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『手のひらの京』綿矢りさ

祇園祭、送り火、雪の嵐山。
京都を舞台に三姉妹の恋と決意を柔らかに描く現代版“細雪”。

京都に生まれ育った奥沢家の三姉妹。
長女の綾香はのんびり屋だが、結婚に焦りを感じるお年頃。
負けず嫌いの次女、羽依は、
入社したばかりの会社で恋愛ざたといけず撃退に忙しい。
そして大学院に通う三女の凜は、家族には内緒で新天地を夢見ていた。
春の柔らかな空、祇園祭の宵、大文字焼きの経の声、
紅葉の山々、夜の嵐山に降る雪。
三姉妹の揺れる思いを、京の四季が包みこむ、愛おしい物語。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『ツナグ』辻村深月

あなたがもう一度、会いたい人は誰ですか? 
新直木賞作家の感動長編! 映画化!

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。
突然死したアイドルが心の支えだったOL、
年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、
親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、
失踪した婚約者を待ち続ける会社員……
ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。
それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。
心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

引用元:『新潮文庫の100冊 2023』

『カドブン夏推し2023』気になる本 14作品

『この本を盗む者は』深緑野分

少女たちは本の世界を冒険する!胸躍るファンタジー。

“本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。
父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。
ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、
町は物語の世界に姿を変えてしまう。
泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、
不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していくのだが……。
初めて物語に没頭したときの喜びが蘇る、胸躍るファンタジー!

引用元:『カドブン夏推し2023』

『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦

気ままな連中が”昨日”を改変。世界の存続と、恋の行方は!?

8月12日、クーラーのリモコンが壊れて絶望していた
「私」の目の前にタイムマシンが現れた。
後輩の明石さんたちと涼しさを取り戻す計画を立て、
悪友どもを昨日へ送り出したところでふと気づく。
過去を改変したら、この世界は消滅してしまうのでは……!? 
辻褄合わせに奔走する彼らは宇宙を救えるのか。
そして「私」のひそかな恋の行方は。
小説『四畳半神話大系』と舞台「サマータイムマシン・ブルース」の奇跡のコラボが実現!

引用元:『カドブン夏推し2023』

『小説 すずめの戸締まり』新海誠

扉の向こうにはすべての時間があった。
新海誠自らが綴る原作小説!

九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、
「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、
ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、
開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、
すべての時間が溶けあったような、空があった―――

不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!

引用元:『カドブン夏推し2023』

『Another 2001(上)(下)』綾辻行人

始まってしまったら……人が死ぬ。何人もの人が。

多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から三年。
――春から夜見山北中学三年三組の一員となる生徒の中には、
三年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。
〈死者〉がクラスにまぎれこむ、という奇怪な〈現象〉に備えて、
今年度は特別な〈対策〉を講じる想たち。
だが、クラスに広がる不安と疑心が次第に歯車を狂わせていき……
ついに惨劇の幕が開く! 
名手・綾辻行人が満を持して放つ、圧巻の学園ホラー&ミステリ。

引用元:『カドブン夏推し2023』

考えて。そして、思い出して。
謎を秘め、物語は美しい破局へと突き進む!

〈死者〉を“死”に還す。
――三年前に同様の危機を乗り越えた経験を持つ卒業生・榊原恒一の助言を得て、
想たちは事態に立ち向かおうとするが……。
考えて。そして、思い出して。
猛威をふるう〈夜見山現象〉史上最凶の〈災厄〉。
――止まらない残酷な“死”の連鎖、そして深まりゆく謎。
恐怖と混沌、絶望のなか、
物語は凄まじくも美しい破局(カタストロフィ)へと突き進む! 
著者渾身の大長編、怒濤の完結巻。

引用元:『カドブン夏推し2023』

『遠巷説百物語』京極夏彦

江戸末期の遠野で、化け物退治が開幕! 
第56回吉川英治文学賞受賞作

『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、
『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞――本作でシリーズ三冠!

「遠野は化け物が集まんだ。咄だって、なんぼでも来る」
盛岡藩筆頭家老にして遠野南部家当主の密命を受けた宇夫方祥五郎は、
巷に流れる噂話を調べていた。
郷が活気づく一方で、市場に流れる銭が不足し困窮する藩の財政に、
祥五郎は言い知れぬ不安を感じる。
ある日、世事に通じる乙蔵から奇異な話を聞かされた。
菓子司山田屋から出て行った座敷童衆、
夕暮れ時に現れる目鼻のない花嫁姿の女、
そして他所から流れて迷家に棲みついた仲蔵という男。
祥五郎のもとに舞い込む街談巷説、その真偽は――。

ハナシは、やがて物語になる。どんどはれ。
〈巷説百物語〉シリーズの集大成!

引用元:『カドブン夏推し2023』

『教室が、ひとりになるまで』浅倉秋成

本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!
新世代の青春ミステリ

北楓高校で起きた生徒の連続自殺。
ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。
「全員が仲のいい最高のクラス」で、なぜ――。
垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から信じがたい話を打ち明けられる。
「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」
“他人を自殺させる力”を使った証明不可能な罪。
犯人を裁く1度きりのチャンスを得た友弘は、
異質で孤独な謎解きに身を投じる。
新時代の傑作青春ミステリ。

引用元:『カドブン夏推し2023』

『スワン』呉勝浩

銃撃テロを生き延びた五人。
彼らは何を隠しているのか、何を恐れているのか

ショッピングモール「スワン」で無差別銃撃事件が発生した。
死傷者40名に迫る大惨事を生き延びた高校生のいずみは、
同じ事件の被害者で同級生の小梢から、
保身のために人質を見捨てたことを暴露される。
被害者から一転して非難の的になったいずみのもとに、
ある日一通の招待状が届いた。
5人の事件関係者が集められた「お茶会」の目的は、
残された謎の解明だというが……。
文学賞2冠を果たした、慟哭必至のミステリ。

引用元:『カドブン夏推し2023』

『震える天秤』染井為人

高齢ドライバーによる死亡事故、
それは本当に〈老いの宿命〉だったのか?

高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。
アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。
事故を取材するライターの俊藤律は、
加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが……。

「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。

関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く――。
横溝賞出身作家が放つ迫真の社会派ミステリ!

引用元:『カドブン夏推し2023』

『君たちは今が世界』朝比奈あすか

2020年、難関中学の入試で出題多数!
教室で渦巻く、悪意と希望の物語。

「文ちん、やれるよな?」人気者とつるむようになってから、
文也は自分がクラスの中心にいるような気分がする。
担任の幾田先生は地味で怖くないし、
友達と認定してくれるみんなと一緒にいるのが一番大切だ。
ある日、クラスを崩壊させる大事件に関わってしまうまでは――。
(「みんなといたいみんな」)

今の自分は仮の姿だ。六年生の杏美は、
おとなしい友人の間で息をひそめて学級崩壊したクラスをやりすごし、
私立中学に進学する日を心待ちにしている。
宿題を写したいときだけ都合よく話しかけてくる
”女王”香奈枝のことも諦めているが、
彼女と親友同士だった幼い記憶がよみがえり……。
(「こんなものは、全部通り過ぎる」)

学校も家庭も、子どもは生きる世界を選べない。
胸が苦しくなるような葛藤と、その先にある光とは。
2020年、難関中学校の入試問題に数多く取り上げられた話題作に、
文庫でしか読めない特別篇「仄かな一歩」を加えた決定版!

引用元:『カドブン夏推し2023』

『魔女の宅急便』角野栄子

新装版にて登場! 
あの世界的名作の感動を、いまふたたび座右に――

ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、
新しい街で始めた商売宅急便屋さん。
相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら
街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。

引用元:『カドブン夏推し2023』

『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成

映画化決定! 圧倒的共感を集めた青春ミステリが文庫化!
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■■各種ミステリランキングで話題沸騰中■■

『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 8位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 6位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 8位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 4位

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。
最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、
一カ月後までにチームを作り上げ、
ディスカッションをするというものだった。
全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、
本番直前に課題の変更が通達される。
それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。
仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。
内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。
個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。
彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

引用元:『カドブン夏推し2023』

『木曜日の子ども』重松清

「世界の終わりを見たくはないか――?」 絶望の先を描き切った衝撃作!

7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。
結婚を機にその地に移った私は、
妻の連れ子である14歳の晴彦との関係をうまく築けずにいた。
晴彦は、犯人の上田祐太郎の面影があるらしい。
上田が社会に復帰したこの夏、ある噂が流れる――
世界の終わりを見せるため、ウエダサマが降臨した。
やがて近所で飼い犬の変死、学校への脅迫が相次ぎ、
私と晴彦の距離は縮まらないまま、再び「事件」が起きる。

引用元:『カドブン夏推し2023』

『失はれる物語』乙一

乙一の里程標(マイルストーン)として屹然と立つ短篇集!

事故で全身不随となり、触覚以外の感覚を失った私。
ピアニストである妻は私の腕を鍵盤代わりに「演奏」を続ける。
絶望の果てに私が下した選択とは? 
珠玉7作品に加え書き下ろしの「ウソカノ」を収録!

引用元:『カドブン夏推し2023』

『きのうの影踏み』辻村深月

作品の幅を広げ進化し続ける作家。大切な人との絆を感じる傑作短篇

あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、
存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。
編集者たちの集まりによると、チェーンメールのように、
何人かの作家にも届いているという。
かくいう私にもその手紙は届いていた。
その手紙のことを調べるうちに、文面の後ろのほう、
文字が乱れて読み取れなくなっていた部分が、
徐々に鮮明になってきている……。
ある日、友人作家が手紙のことで相談があると言ってきた。
なんと、その手紙、サイン会で手渡しされたという。
誰がその人物だったかはわからない。
けれど、確実に近づいてきているーー。
(「手紙の主」)。

その交差点はよく交通事故が起こる。
かつてそこで亡くなった娘の霊が、巻き添えにしていると、
事故死した娘の母親は言っているという。
その娘が好きだったという「M」の字の入ったカップがいつもお供えされていた。
ある雨の日、そのおばさんがふらふらと横断歩道にさしかかり……。
死が母娘を分かつとも、
つながろうとする見えない深い縁を繊細な筆致で描く「七つのカップ」。

闇の世界の扉を一度開けてしまったらもう、戻れない。
辻村深月が描く、あなたの隣にもそっとそこにある、
後戻りできない恐くて、優しい世界。

引用元:『カドブン夏推し2023』

おわりに

今年も読みたい本が多すぎます!
この中からどの本を選ぼう、
と考えるのもまた楽しいですよね。

夏の文庫本フェアは、
暑い季節に本を読むのに最適な機会だと思います。

文庫本は持ち運びやすく、値段も手頃なのも魅力的です。

このフェアを通して、
新しい作家やジャンルに出会うことができ、
読書の楽しみを広げることができます。

以上、夏の文庫本フェアの気になる本でした!

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