2021年

小説

美しい描写と人生の旅路を体感 / 『旅する練習』乗代雄介

中学入学を前にしたサッカー少女と、小説家の叔父。 2020年、コロナ禍で予定がなくなった春休み、 ふたりは利根川沿いに、徒歩で千葉の我孫子から鹿島アントラーズの本拠地を目指す旅に出る。 ロード・ノベルの傑作! 第164回芥川賞候補作。 引用元:Amazon
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【小説】『悪口』上田岳弘 / あらすじ&感想

恋人と過ごすホテルでのゴールデンウィーク。「じゃあ、悪口の練習しよっか?」。僕は初めて彼女と会った時のことを思い出す。 引用元:Amazon
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【小説】『クレイジー・フォー・ラビット』奥田亜希子 / あらすじ&感想

1995年、小学6年生の愛衣はウサギが好きなあまり、当番でもないのに同級生の珠紀と、ほぼ毎日飼育小屋へ行く(『クレイジー・フォー・ラビット』)。 引用元:紀伊國屋書店
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【小説】『導くひと』湯浅真尋 / あらすじ&感想

「導くひと」:テロ事件を起こした教団を離れ、東京からひとり山梨の集落に移住した男は、子ども時代を「森の共同体」で過ごしたという青年と出会う。彼の眼はあまりに澄んでいた――。 「導くひと」評より―― 「信心とは洗脳の牢なのか、篤信と狂信の境は。入れ子構造を折々に反転させる語りが固定観念を揺さぶる。デビュー作からの大脱皮だ」鴻巣友季子氏(朝日新聞「文芸時評」2021年4月28日) 引用元:Amazon
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【掌編小説】『魔女のパフェ友』柏葉幸子 / あらすじ&感想

意地悪な魔女が、魔法でいちごパフェを食べるために少女の家に侵入するが、少女と交流することで心温まる物語。 著者 柏葉幸子さんについて 柏葉幸子:児童文学作家 1953年生まれ。岩手県出身。 代表作は『霧のむこうのふしぎな町』、『ミラクル・ファミリー』、『つづきの図書館』など。 数々の文学賞を受賞し、日本の児童文学界を代表する作家の一人。 掌編小説集『Story for you』について 三分間で心がおどる。物語は、夢のように自由。 ファンタジー、青春、エンタメ、児童文学、歴史・時代小説、BL、純文学、動画、ミステリ、漫画、詩、SF……豪華絢爛62人の著者が描く ワクワク、ドキドキ、ビックリの62編! 新型コロナウイルスの影響で、これまでのように外にでかけたり、 旅行にいったりすることが難しくなりました。 この本は、そんなコロナ禍の夏休みにwebサイト「tree」に発表された62編の短い物語を 一冊にまとめたものです。 お話の舞台は、通学路や病院の片隅、戦乱の世から異世界までさまざま。 一緒に旅をする仲間も、いつもの友達や動物から、魔女、宇宙人まで多種多様! 読書を愛するすべての方に、日々、物語を楽しんでいただけますように。 物語の力で、読むことで、少しでもみなさんの心が軽くなりますように。 そんな願いを込めて、ジャンルを超えた62名の著者による夢のような物語を、 これからの未来を生きるあなたに贈ります。 ――講談社 編集部一同 引用元:講談社BOOK倶楽部
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【短編小説】『断崖式』桐野夏生 / あらすじ&感想

大学時代“わたし”が家庭教師をしていた教え子、巻上真紀が亡くなったとの噂を聞く。家庭教師時代の“わたし”と真紀との思い出を振り返る。
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【小説】『あなたにオススメの』本谷有希子 / あらすじ&感想

「推子のデフォルト」 子供達を<等質>に教育する人気保育園に娘を通わせる推子は、身体に超小型電子機器をいくつも埋め込み、複数のコンテンツを同時に貪ることに至福を感じている。そんな価値観を拒絶し、オフライン志向にこだわるママ友・GJが子育てに悩む姿は、推子にとっては最高のエンターテインメントでもあった。 「マイイベント」 大規模な台風が迫り河川の氾濫が警戒される中、防災用品の点検に余念がない渇幸はわくわくが止まらない。マンションの最上階を手に入れ、妻のセンスで整えた「安全」な部屋から下界を眺め、“我が家は上級”と悦に入るのだった。ところが、一階に住むド厚かましい家族が避難してくることとなり、夫婦の完璧な日常は暗転する。 引用元:講談社BOOK倶楽部
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【小説】『インフルエンス』近藤史恵 / あらすじ&感想

それは、私の罪ですか? 現代に響く傑作ミステリ 大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨。同じ団地に住む里子が、家族内で性虐待を受けていたことを知り、衝撃を受ける。助けられなかったという自責の念を胸に抱えたまま中学生になった友梨は、都会的で美しい親友・真帆を守ろうとして、暴漢の男を刺してしまう。ところが何故か、翌日警察に連れて行かれたのは、あの里子だった。 殺人事件、スクールカースト、子育て、孤独と希望、繋がり。お互いの関係を必死に隠して大人になった3人の女たちが過ごした20年、その入り組んだ秘密の関係の果てに彼女たちを待つものは何だったのか。大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見えてくる。 女たちが幼いころから直面する社会の罪、言葉で説明できないあやうい関係性、深い信頼。ラストに用意された、ミステリファンも唸る「驚き」。 『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞した近藤史恵が描く傑作長編。 解説・内澤旬子 橋本環奈・葵わかな・吉川愛でWOWOW連続ドラマ化決定。 引用元:文藝春秋BOOKS
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【小説】『消えない月』畑野智美 / あらすじ&感想

どうすれば、気持ちが伝わるのだろう? 出会ったことは、運命だったのか? この感情は、恋なのか、ストーカーなのか――。なぜ、さくらは、僕から離れようとするのだろう。どうして、松原さんは、別れてくれないの。婚約までした二人の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない――。緊張感に満ちた文体で、加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」を描いた価値観を揺さぶる衝撃作。本から顔を上げた時、あなたは「愛」を信じられなくなる。 引用元:Amazon商品ページ単行本
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【小説】『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成 / あらすじ&感想

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。 最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。 全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。 それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。 仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。 内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。 個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。 彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。 引用元:KADOKAWA