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【小説】『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成 / あらすじ&感想

【小説】 『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成 あらすじ&感想

『六人の嘘つきな大学生』

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みての

年間100作品くらい本を読むサラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

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『六人の嘘つきな大学生』あらすじ

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。
最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。
全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。
それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。
仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。
内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。
個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。
彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

引用元:KADOKAWA

『六人の嘘つきな大学生』感想

この作品のすごさ

<< 2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 >>
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 8位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 6位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 8位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 4位

すごい!とにかく話題の作品ですよね。
やっと読めました。

就活

就職活動、いわゆる就活を題材にした作品なんですが、私はろくに就活というものをしてきていません。
就活ってこんな感じなんだ!というのを知りました。

そして、就活というシステムの理不尽さであったり大雑把・ずさんさというのがよくわかりました。

ミステリー

あらすじだけを読むと、なんか怖い感じのミステリー作品!?と思ってしまいますが、優しいミステリーでした。
そこがまた話題沸騰になるよね、って感じです。
このほっこりさって吉田修一さんの『横道世之介』を思い出しました。
腹黒大魔王の可愛さ。

やっぱりいい人が一番。

おわりに

こういうミステリー作品っていいよね!と思いました。
疑心暗鬼になるような、人を疑うようなことは辞めよう!
そして仲間を信じよう!
そんな気持ちになる作品でした。

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