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【掌編小説】『魔女のパフェ友』柏葉幸子 / あらすじ&感想

意地悪な魔女が、魔法でいちごパフェを食べるために少女の家に侵入するが、少女と交流することで心温まる物語。著者 柏葉幸子さんについて柏葉幸子:児童文学作家1953年生まれ。岩手県出身。代表作は『霧のむこうのふしぎな町』、『ミラクル・ファミリー』、『つづきの図書館』など。数々の文学賞を受賞し、日本の児童文学界を代表する作家の一人。掌編小説集『Story for you』について三分間で心がおどる。物語は、夢のように自由。ファンタジー、青春、エンタメ、児童文学、歴史・時代小説、BL、純文学、動画、ミステリ、漫画、詩、SF……豪華絢爛62人の著者が描くワクワク、ドキドキ、ビックリの62編!新型コロナウイルスの影響で、これまでのように外にでかけたり、旅行にいったりすることが難しくなりました。この本は、そんなコロナ禍の夏休みにwebサイト「tree」に発表された62編の短い物語を一冊にまとめたものです。お話の舞台は、通学路や病院の片隅、戦乱の世から異世界までさまざま。一緒に旅をする仲間も、いつもの友達や動物から、魔女、宇宙人まで多種多様!読書を愛するすべての方に、日々、物語を楽しんでいただけますように。物語の力で、読むことで、少しでもみなさんの心が軽くなりますように。そんな願いを込めて、ジャンルを超えた62名の著者による夢のような物語を、これからの未来を生きるあなたに贈ります。――講談社 編集部一同引用元:講談社BOOK倶楽部
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【短編小説】『断崖式』桐野夏生 / あらすじ&感想

大学時代“わたし”が家庭教師をしていた教え子、巻上真紀が亡くなったとの噂を聞く。家庭教師時代の“わたし”と真紀との思い出を振り返る。
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第1回 本屋大賞(2004年)受賞作1〜10位まとめ

タイトル 著者 出版社1位 『博士の愛した数式』 小川 洋子 新潮社2位 『クライマーズ・ハイ』 横山 秀夫 文藝春秋3位 『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂 幸太郎 東京創元社4位 『永遠の出口』 森 絵都 集英社5位 『重力ピエロ』 伊坂 幸太郎 新潮社6位 『4TEEN』 石田 衣良 新潮社7位 『デッドエンドの思い出』 よしもと ばなな 文藝春秋8位 『終戦のローレライ』 福井 晴敏 講談社9位 『陰摩羅鬼の瑕』 京極 夏彦 講談社ノベルス10位 『ららら科學の子』 矢作 俊彦 文藝春秋
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【小説】『無敵の犬の夜』小泉綾子 / あらすじ&感想

「この先俺は、きっと何もなれんと思う。夢の見方を知らんけん」北九州の片田舎。中学生の界は、地元で知り合った「バリイケとる」男・橘さんに心酔するのだが――。第60回文藝賞受賞作。【驚異の”満場一致”受賞!】選考委員 角田光代・島本理生・穂村弘・町田康 絶賛!!「この現実世界の中心にかかわりたくてあがいていながら、まったくかかわることができずにいる、絶望と意識もされない絶望が、絶妙に描き出されている」角田光代「思春期の葛藤は時に人を殺したくなるほど肥大する。その切実さが丁寧に描かれている」島本理生「主人公の世界と自分の直結を夢見る感覚はテロリスト的」穂村弘「すべての人物が衝動に突き動かされて瞬間をマジで生きる様が描かれて、この作者の世界観、人間観が広く深いものであることが知れる」町田康「任侠映画」「坊っちゃん」はたまた「少年漫画」!?――無謀で泥臭くも美しい“鉄砲玉文学”、爆誕!「強くなったらもう誰も俺をバカにしない。恐れられ尊敬される世界。最高やん。きっといつか、もしかしたら」北九州の片田舎。幼少期に右手の小指と薬指の半分を失った男子中学生・界(かい)は、学校へ行かず、地元の不良グループとファミレスでたむろする日々。その中で出会った「バリイケとる」男・橘さんに強烈に心酔していく。ある日、東京のラッパーとトラブルを起こしたという橘さんのため、ひとり東京へ向かうことを決意するが――。どこまでも無謀でいつまでも終われない、行き場のない熱を抱えた少年の切実なる暴走劇!引用元:河出書房新社
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【小説】『この世の喜びよ』井戸川射子 / あらすじ&感想

娘たちが幼い頃、よく一緒に過ごした近所のショッピングセンター。その喪服売り場で働く「あなた」は、フードコートの常連の少女と知り合う。二人の目にはきっと、あなたの知らない景色が広がっている。あなたは頷いた。こうして分からなかった言葉があっても、聞き返さないようになっていく。引用元:講談社BOOK倶楽部
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【小説】『あなたにオススメの』本谷有希子 / あらすじ&感想

「推子のデフォルト」子供達を<等質>に教育する人気保育園に娘を通わせる推子は、身体に超小型電子機器をいくつも埋め込み、複数のコンテンツを同時に貪ることに至福を感じている。そんな価値観を拒絶し、オフライン志向にこだわるママ友・GJが子育てに悩む姿は、推子にとっては最高のエンターテインメントでもあった。「マイイベント」大規模な台風が迫り河川の氾濫が警戒される中、防災用品の点検に余念がない渇幸はわくわくが止まらない。マンションの最上階を手に入れ、妻のセンスで整えた「安全」な部屋から下界を眺め、“我が家は上級”と悦に入るのだった。ところが、一階に住むド厚かましい家族が避難してくることとなり、夫婦の完璧な日常は暗転する。引用元:講談社BOOK倶楽部
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年間100作品くらい本を読む私が選ぶ!2023年読んで面白かった小説10選

この記事では、年間100作品くらい本を読む私みてのが選ぶ、2023年に読んだ面白い本を紹介します。ベスト◯位、というランキングではなく、それぞれに好きなポイントがあるので◯◯賞という形で発表させていただきます。1冊でも気に入っていただける本が見つかれば嬉しいです!
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【小説】『私の消滅』中村文則 / あらすじ&感想

「先生に、私の全てを知ってもらいたいのです。私の内面に入れますか」心療内科を訪れた美しい女性、ゆかり。男は彼女の記憶に奇妙に欠けた部分があることに気付き、その原因を追い始める――。傷つき、損なわれたものを元に戻したいと思うことは冒涜なのか。Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した傑作長編小説。『私の消滅』裏表紙あらすじより
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【短編小説】『ほんの気の迷い』染井為人 / あらすじ&感想

ほんの気の迷いその感情は抗いよりも静かな諦念だった引用元:光文社
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【エッセイ】『あの頃ぼくらはアホでした』東野圭吾 / あらすじ&感想

ワルの巣窟、悪名とどろくオソロシイ学校で学級委員をやっていた“命がけ”の中学時代。日本で最初に学園紛争が起こり、制服が廃止されたという「有名校」での熱血高校時代。花の体育会系&“似非理系”だった大学時代……あの頃みんながアホでした! 怪獣少年だった小学生時代から、大学を出て主食するまでを赤裸々に(?!)つづる傑作青春記。新生「ガメラ」の監督、金子修介氏との巻末特別対談つき。『あの頃ぼくらはアホでした』裏表紙あらすじより