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【小説】『私の消滅』中村文則 / あらすじ&感想

【小説】『私の消滅』中村文則 / あらすじ&感想
Haru
Haru

中村文則さんって、控えめに言っても天才だと思うの。

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みての

年間100作品くらい本を読むサラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

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『私の消滅』概要

『私の消滅』

タイトル:私の消滅
著者:中村文則
出版社:文藝春秋
単行本:2016年06月18日
文庫本:2019年07月10日
読んだ本:文庫本 2019年7月10日…第1刷発行分

あらすじ

「先生に、私の全てを知ってもらいたいのです。私の内面に入れますか」心療内科を訪れた美しい女性、ゆかり。男は彼女の記憶に奇妙に欠けた部分があることに気付き、その原因を追い始める――。傷つき、損なわれたものを元に戻したいと思うことは冒涜なのか。Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した傑作長編小説。

『私の消滅』裏表紙あらすじより

『私の消滅』感想

読んだきっかけ

中村文則さんの作品に惹かれたきっかけは、又吉直樹さんがおすすめする作家さんだということ。私の好きなYouTubeチャンネル『ほんタメ』さんでもちょくちょく話題に上がっていたことが大きいです。それで、気になっていたんですよね。

賢くなれそう

中村文則さんの作品を読むと、何だか賢くなれそうな気がしてきます。特に、心理学に興味を持っている人や、少し触れたことがある人には、より楽しめるのではないかと思いました。実際、有名な心理実験や事件が登場することで、自分が知的に成長しているような錯覚に陥りました。

精神の壊し方

精神をぶっ壊す、って難しいことだと思っていましたが、案外やろうと思えば簡単にできちゃうのかと思いました。自己啓発本などの刺激、意識や気持ち次第で人間って少しは変わることができると思うんですね。ですが、外部からの刺激拷問だよねってもっと無理矢理に変化させることができちゃうんだというのが学びとなりました。

私の変化

私自身の変化の話。中学三年の時、友だちに私服が「ダサい」と言われて、怒りではなく「そうなんだ!」という気づきがありました。それを機にファッションについて自発的に学び始め、ファッション初心者向けサイトや雑誌を読み漁り、高校時代には男女双方から認められるおしゃれなキャラとなりました。

今考えると、学業にもっと力を入れるべきだったかもしれませんが、でもそれは自分を大きく変えた初めてのきっかけとして、むしろ良かったと思っています。

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