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【小説】『ハピネス』桐野夏生 あらすじ&感想

【小説】 『ハピネス』 桐野夏生 あらすじ&感想
Haru
Haru

今回ご紹介する小説は

桐野夏生・著

『ハピネス』です。

人間の汚さ、醜さの描き方が本当に酷い(良い意味で)、
大好きな作家、桐野夏生さんの作品です。

『ハピネス』

この記事を書いた人
みての

年間100作品くらい本を読む36歳サラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

〈読書遍歴〉
幼少期:絵本・児童書
小学生〜中学生:週刊少年ジャンプ・月刊コロコロコミック・月刊ファミ通ブロス・週刊ゴング
中学生〜20代:週刊ファミ通・電撃プレイステーション・ファッション誌男女
20代後半〜現在:小説・ビジネス書・自己啓発書に。最近は文芸誌も。

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『ハピネス』概要

タイトル:ハピネス

著:桐野夏生

出版社:光文社

発行年:2013年

『ハピネス』あらすじ

高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。

ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、
海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、
そして誰にも明かせない彼女自身の過去。

軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。
華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。

人気女性誌「VERY」連載時から話題沸騰の衝撃作!

引用元:光文社

『ハピネス』感想

一言で表すと、
「面白い!止まらない!」作品でした。

桐野夏生先生のリアルな人間描写はやみつきになります!

私にとってのママ友のドロドロした話って、
そもそもネガティブな話になるので、読む気が起こらない。
パラッと数ページ読んでも興味ないなぁ、と思って楽しめない。
感情移入できなくて読むのを辞める。
という事がよくあります。

ですが、本作はドロドロしているものの、
苦痛がなく、ぐいぐい引き込まれていき、
イベント盛りだくさん飽きずに楽しんで読めました。

有紗や美雨ママの暴露話の衝撃がすごくて、読んでいて
「えっ!?」ってリアルに声が出た事が数回。

フィクションではありますが、タワマン住まいの方には
こういった出来事が実際にあるのかも?と思える作品でした。
ある意味ゾッとする話でした。

続編『ロンリネス』も面白かったです!

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