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『悪い夏』染井為人 / あらすじ&感想

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。 同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、 ケースの女性に肉体関係を迫っていると知った守は、 真相を確かめようと女性の家を訪ねる。 しかし、その出会いをきっかけに普通の世界から足を踏み外して――。 生活保護を不正受給する小悪党、 貧困にあえぐシングルマザー、 東京進出を目論む地方ヤクザ。 加速する負の連鎖が、 守を凄絶な悲劇へ叩き堕とす! 第37回横溝ミステリ大賞優秀賞受賞作。 引用元:KADOKAWA
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『架空の犬と嘘をつく猫』寺地はるな / あらすじ&感想

「嘘吐き」の家系の羽猫家―― 3人目の子供を亡くしたことを受け容れられず空想の世界で生きる母、 愛人の元にすぐ逃げる父、それの全てに反発する姉、 そして、思い付きで動く適当な祖父と、比較的まともな祖母……。 そんな滅茶苦茶な家の長男として生まれた山吹は、 幼い頃からみんなが唱える「嘘」に合わせ成長してきた。 そして、その末に、 このてんでバラバラな家族のゆく末と山吹の日常には、 意外な結果が訪れる。 これは、それぞれが破綻した嘘を突き続けた家族の、 ある素敵な物語――。 若手実力派作家・寺地はるなが描く、 ちょっと変わった家族小説が登場! 引用元:Amazon
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『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼 / あらすじ&感想

死者が視える霊媒・城塚翡翠と、 推理作家・香月史郎。 心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、 世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。 証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのは もはや翡翠の持つ超常の力だけ。 だがその魔手は彼女へと迫り――。 ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
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『凍りのくじら』辻村深月 / あらすじ&感想

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、 その作品を愛する父が失踪して5年。 高校生の理帆子は、 夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。 戸惑いつつも、 他とは違う内面を見せていく理帆子。 そして同じ頃に始まった不思議な警告。 皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。 引用元:講談社BOOK倶楽部
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【小説】『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介 / あらすじ&感想

第153回芥川賞受賞作 「早う死にたか」 毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、 ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。 日々の筋トレ、転職活動。 肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して……。 閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生! 引用元:文藝春秋BOOKS
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【短編集】『世にも奇妙な君物語』朝井リョウ / あらすじ&感想

Haru タイトル:世にも奇妙な君物語著者:朝井リョウ出版社:講談社出版:2015年(単行本)ページ数:336ページ(文...
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【短編集】『丸の内魔法少女ミラクリーナ』村田沙耶香 / あらすじ&感想

世界にあふれる理不尽や呪縛から、人生を解き放つ魔法がここにある! 36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法少女ごっこをするはめになり…ポップな出だしが一転、強烈な皮肉とパンチの効いた結末を迎える表題作ほか、初恋を忘れられない大学生が、初恋の相手を期間限定で監禁する「秘密の花園」など、さまざまな“世界”との向き合い方を描く、衝撃の4篇。
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【小説】『クローバーナイト』辻村深月 / あらすじ&感想

小さな会計事務所で働く鶴峯裕は 同い年の妻・志保と共働き、 四歳の長女・莉枝未と もうすぐ二歳になる長男・琉大を保育園に預け、 バタバタの日々を過ごしている。 そんな鶴峯家に、 ママ友、パパ友から子育てにまつわる難題と謎が押し寄せる! そして事件はとうとう鶴峯家にも――。 裕は数々の謎を解き、 育児の問題も解決して、 家族の幸せを守れるのか!? 引用元:光文社
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【小説】『夜行』森見登美彦 / あらすじ&感想

怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語 「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。 怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。
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【短篇小説集】『一人称単数』村上春樹 / 収録全8作品紹介

6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集 「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 「一人称単数」の世界にようこそ。 収録作 「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」(以上、「文學界」に随時発表)「一人称単数」(書き下ろし)