Haru
今回ご紹介する小説は
桐野夏生・著
『ハピネス』です。
人間の汚さ、醜さの描き方が本当に酷い(良い意味で)、
大好きな作家、桐野夏生さんの作品です。
『ハピネス』
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『ハピネス』概要
タイトル:ハピネス
著:桐野夏生
出版社:光文社
発行年:2013年
『ハピネス』あらすじ
高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。
ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、
海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、
そして誰にも明かせない彼女自身の過去。軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。
華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。人気女性誌「VERY」連載時から話題沸騰の衝撃作!
引用元:光文社
『ハピネス』感想
一言で表すと、
「面白い!止まらない!」作品でした。
桐野夏生先生のリアルな人間描写はやみつきになります!
私にとってのママ友のドロドロした話って、
そもそもネガティブな話になるので、読む気が起こらない。
パラッと数ページ読んでも興味ないなぁ、と思って楽しめない。
感情移入できなくて読むのを辞める。
という事がよくあります。
ですが、本作はドロドロしているものの、
苦痛がなく、ぐいぐい引き込まれていき、
イベント盛りだくさんで飽きずに楽しんで読めました。
有紗や美雨ママの暴露話の衝撃がすごくて、読んでいて
「えっ!?」ってリアルに声が出た事が数回。
フィクションではありますが、タワマン住まいの方には
こういった出来事が実際にあるのかも?と思える作品でした。
ある意味ゾッとする話でした。
続編『ロンリネス』も面白かったです!
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