『一人称単数』
(短篇集『一人称単数』収録)
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『一人称単数』あらすじ
「私」はある夜、
引用元:Wikipedia
普段あまり着ないスーツを身にまとい、
初めて入るバーへ行った。
カウンターの向うの鏡から自分を見返している鏡像の自分が目に入り、
眺めているうちにそれが自分自身でないように思われ出してきた。
そんな「私」へ、隣の席に坐った50歳前後の女性が話しかけてき、
「そんなことをしていて、なにか愉しい?」
「都会的で、スマートだとか思っているわけ?」などと尋ねてくる。
『一人称単数』ネタバレ感想
恐怖体験
表題作であり、描き下ろし作。
普段、スーツを着ない私の趣味が、
スーツを着てぶらぶらすること。
そのままバーに行ったら
何故かめちゃくちゃ罵倒される話。
超理不尽。
自分が同じ目にあったら、
怒って言い返すようなことはできないと思います。
ただただ恐いです。
怯えます。
だって根本的におかしいですもん。
私じゃないし。
何をされるかもわからないですし。
こんなことがあれば
しばらくバーには近寄れないのと、
スーツを着るのも控えたくなります。
そんなやってられない話でした。
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