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【短編小説】『渦』カツセマサヒコ / あらすじ&感想

【短編小説】『渦』カツセマサヒコ / あらすじ&感想
Haru
Haru

ママ活を題材した短編小説!
そんな今どきな作品をご紹介します。

この記事を書いた人
みての

年間100作品くらい本を読むサラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

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『渦』概要

『渦』
(『小説宝石』2023年10月号より)

タイトル:渦
著者:カツセマサヒコ
出版社:光文社
発売日:2023年9月22日
読んだ本:『小説宝石』2023年10月号

あらすじ


四十を過ぎて、疑似恋愛のようなものにとらわれ……

引用元:光文社

主な登場人物

梓…43歳。有名雑誌の副編集長。
櫂くん…大学3年生。梓のママ活相手。
幹人…梓の夫。フリーの編集者。

『渦』感想

ママ活!

斬新!今どき!な作品だと思いました。よくパパ活は聞きますが、逆にママ活ってあるんですね。そりゃパパ活があるんだからママ活もあるか。言葉のイメージだけだと、「汚らわしい」「いい大人がみっともない」と思っちゃいますよね。しかし本作を読んでみると、金銭のやりとりはあるにせよ、需要と供給が成り立っているんだからお互いそれで良いんならいいんじゃない?って感じなんですよね。思ったより当事者たちからすると汚くないし、なんなら若い子の方が夫よりも清潔感あるよね。

結局

家庭がうまくいっていない状況なんだったら、こういう憂さ晴らしみたいなのもありなのかもしれませんね。私はしないけど。比較対象になるかわからんけど、ドラマ・映画『昼顔』の二人と比べるとサッパリしていて良いと思う。あの二人は周りそっちのけで逢瀬に勤しむ猿たちだったので。きちんと関係を終わらせられる関係ってのも大事。

おわりに

初めてママ活を題材にした小説を読みましたが面白い。こういう今どきなテーマの作品って感情移入しやすいし読みやすいです。前に映画で観た『明け方の若者たち』の原作小説を書かれているのがカツセマサヒコさんだったんだと今になって知ったのでいずれ原作も読もうと思います!

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