【ビジネス・実用書】『多動力』堀江貴文 / 内容紹介＆感想

『多動力』概要

『多動力』

タイトル：多動力
著者：堀江貴文
出版社：幻冬舎
発売日：単行本 2017/5/27
　　　　文庫本 2019/4/10
　　　　Kindle 2019/4/10

内容紹介

堀江貴文のビジネス書の決定版！

『多動力』 Iotという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。

これは、ありとあらゆる「モノ」が インターネットとつながっていくことを意味する。

すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果〝タテの壁〟が溶けていく。

この、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。

そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる 「多動力」なのだ。
この『多動力』は渾身の力で書いた。 「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。

引用元：Amazon

『多動力』ポイント＆感想

多動力って何？

『多動力』は、堀江貴文さんが書いた本で、一度にいろんなことに興味を持って取り組む力のことを指します。堀江さんは、この「多動力」が現代社会でとても大事だと話しています。例えば、イーロン・マスクはテスラのCEOでありながら、他にもたくさんのプロジェクトを同時に進めています。こうした能力がこれからの時代には必要だということです。

いろんな分野を越えていく力

インターネットの時代では、異なる分野を自由に行き来できる力が求められています。堀江さんは、こうした「越境者」に必要なのが多動力だと言います。異なる分野に次々と挑戦し、自分の興味を追いかけることが、新しい価値を生む鍵となります。この考え方は、固定されたキャリアにとらわれず、自由に働くためにとても役立ちます。

オープンイノベーションと水平分業

堀江さんは、技術や情報を独占するのではなく、みんなで共有し改良していく「オープンイノベーション」が大事だと話しています。例えば、新しいプログラムを作ったらそれを公開し、みんなで改良することで新しい価値が生まれます。これは他の人と協力してより良い成果を出すための方法としてとても実践的です。

複数の肩書きを持つ

堀江さんは、複数の肩書きを持つことで自分の価値を高める方法を提案しています。異なる分野で経験を積むことで、希少で価値の高い存在になれるという考え方です。例えば、料理も得意でプログラミングもできる人は、それぞれの分野での経験を掛け合わせることで、特別なスキルを持つ人材として重宝されます。

完了主義と手抜きのすすめ

堀江さんは、完璧を目指すのではなく、「まずは終わらせる」ことが大事だと言います。完璧に仕上げようとするあまり、なかなか終わらないよりも、まずは一度終わらせて次のことに取りかかる方がいいということです。また、自分がやらなくてもいいことは他の人に任せ、自分にしかできないことに集中することが重要です。これにより、効率的に多くのプロジェクトを進められます。

感想

『多動力』を読んで感じたのは、堀江さんの前向きで実践的な姿勢です。彼の考えは一見大胆かもしれませんが、現代の変化の激しい社会においてはとても役立つアドバイスが詰まっています。多動力を身につけることで、もっと自由に自分の興味や情熱を追いかけることができると思います。

特に印象に残ったのは「完了主義」の考え方です。完璧を求めるのではなく、まずは終わらせること。そして、新しいことに挑戦し続けることが自己成長の鍵だと感じました。また、オープンイノベーションの重要性も、これからの社会で生き抜くために欠かせない考え方だと思いました。

おわりに

『多動力』は、新しい挑戦を続けることの大切さを教えてくれる一冊です。堀江さんの実践的なアドバイスは、多くの人にとって役立つもので、これからのキャリアや人生に大きな影響を与えるでしょう。興味がある方は、ぜひ手に取って読んでみてください。新しい視点とやる気を得ることができるはずです。