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【小説】『放送禁止』長江俊和 / あらすじ&感想

放送禁止

『放送禁止』

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みての

年間100作品くらい本を読むサラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

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『放送禁止』あらすじ

モキュメンタリーの最高峰、ついに文庫化!
ある事情で放送禁止となったVTRを再検証することで、人は次第に恐ろしい真相に近付いていく……。
そう、事実を積み重ねることが、必ずしも真実に結びつくとは限らないのだ。
フェイク・ドキュメンタリーの最高峰!

引用元:KADOKAWA

『放送禁止』感想

良い意味で最悪

どれも後味の悪い読後感。
3篇の中で私のお気に入りは1篇目『呪われた大家族』です。

大家族のドキュメンタリー番組の撮影に行ってほのぼのするはずが……。
むしろ冒頭はほのぼの成分のみなので、一瞬「何の小説を読んでいるんだっけ?」と表紙を見直しました。
途中からどんどんと狂っていく感じが怖い物見たさで読むのが止まりませんでした。

現実的に考えれば、撮影クルーが来る日は普段よりあえて大家族っぽさ、バタバタ感やお祭り感がありそう。
そこであえてゾッとする事件・事故になるのはあくまでもフィクションだな、という感じがします。

テレビドラマ・映画版が観たい

ただ、一つ大事なことがあります。
あとがきを読むと分かるのですが、この作品、元々はテレビドラマ(フェイクドキュメンタリー)として放送されていたんです。
ってなると小説で読むよりもっとリアルですよね。
考えるとめっちゃ怖そう。
映像作品で観てみたいです。

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