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『むらさきのスカートの女』今村夏子 / あらすじ&感想

『むらさきのスカートの女』今村夏子 / あらすじ&感想
Haru
Haru

〈作品情報〉
タイトル:むらさきのスカートの女

著者:今村夏子

出版社:朝日新聞出版

出版年:2019年
ページ数:160ページ(単行本)

『むらさきのスカートの女』

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『むらさきのスカートの女』あらすじ

近所に住む「むらさきのスカートの女」と
呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、
彼女と「ともだち」になるために、
自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。

引用元:朝日新聞出版

『むらさきのスカートの女』感想

⚠この記事には物語のネタバレが含まれます。
気になる方はご注意ください。

出会い

元々、芥川賞受賞作ということで存在は知っていました。

読みたい!と思ったきっかけはYouTube番組「本とのコト知りたい?」です。

とあるテーマの回で取り上げられていて気になり、
読んでみました。

不穏

なんか不穏。
冒頭からずっと不穏。

主人公が何者なのか。
一応、ちょこちょこと主人公と思われる名前は呼ばれます。

が、呼ばれたとて、
そのあと何かある訳はないので、
「ん???」と謎の引っかかりを感じます。

物語が進むにつれて、
異常なのは“むらさきのスカートの女”ではなく、
“黄色いカーディガンの女”であることに気付かされます。

ストーカーともまた違う感じがしますが、
どこまで見ているのか。
異常。

むらさきのスカートの女

そもそも、“むらさきのスカートの女”って、
町の中でそんなに知名度があるような女性なのだろうか?

また、読む前は“むらさきのスカートの女”って、
おばあさんなのかと思っていました。

近所を徘徊している、
仕事をしているのかよくわからないような人物。

そんなイメージだったのが、
普通に綺麗な若い女性と知り、
謎が深まりました。

結局まともだったのに
逃げた?のはなんだったんだ。

謎。

おわりに

変な話で面白い。

不思議な体験というか、
あまり他では味わえない感覚の作品でした。

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