Haru
今回ご紹介する小説は
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
著:歌野 晶午
です。
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『密室殺人ゲーム王手飛車取り』概要
タイトル:密室殺人ゲーム王手飛車取り
著:歌野 晶午
出版社:講談社
発行日:2010年1月
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』あらすじ
ハンドルネーム〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉の5人。
この5人が、夜な夜なビデオチャットで集まり、
自分が実際に行った密室殺人事件の証拠を出し、推理ゲームを楽しんでいる。
エスカレートしていく殺人事件。
5人の結末はどうなるのか。
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』感想
一冊でいくつもの密室殺人トリックを楽しめる、珍しい作品です。
おすすめのミステリー小説といえば!というサイトでは必ず挙がってくる有名作!
ミステリーの教養があまりない筆者でも楽しめました。
集まった5人全員が殺人犯、という一風変わった作品で、
トリックを暴かれると次の人が次の殺人へ、というまさに殺人ゲームが新鮮!
普通に殺人を受け入れている彼らと自分に驚きます。
そして一つ一つの殺人が一つのミステリー作品として出版されても
おかしくないくらいの完成度(事件にもよりますが)で、
ミステリー好きの為のミステリー作品なのかな、と感じました。
後半になるにつれて、ある謎が明らかになるのですが、
その謎とラストの展開が???
急展開過ぎて個人的にはついていけないところがありました。
読み終わってから知ったのですが、『密室殺人ゲーム』シリーズ3作品あるんですね。
ということは次作『密室殺人ゲーム2.0』も読まなければ!と期待できる作品でした。
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