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【小説】『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 あらすじ&感想

Haru
Haru

歌野晶午さんの作品を読んだのはこれで2冊目です。

第16回「このミステリーがすごい!」第1位!

第4回「本格ミステリ大賞 小説部門」受賞!

第57回「日本推理作家協会賞 長編及び連作短編集部門」受賞!

『葉桜の季節に君を想うということ』を紹介します。

以前読んだ、『密室殺人ゲーム王手飛車取り』の記事は
↓からどうぞ!

『葉桜の季節に君を想うということ

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『葉桜の季節に君を想うということ』概要

タイトル:葉桜の季節に君を想うということ

著者:歌野晶午

出版社:文藝春秋

発行年:2003年

『葉桜の季節に君を想うということ』あらすじ

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、
同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った
麻宮さくらと運命の出会いを果たして——。

あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、
必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

引用元:文藝春秋BOOKS

『葉桜の季節に君を想うということ』感想

ミステリ好きがおすすめする作品としても超有名なので、
硬派なミステリー作品かと思っていました。

普通に現代の話ですし、難しい表現もありません。
読む前の想像との違いに衝撃を受けました。
非常に読みやすかったです。

この作品の評価の全てであろう、
ギミックが判明すると、
ゾゾゾ~っと来きました。
「なるほど!スッキリ!」ではなく、
「うわ〜…」という感じ。

最後の最後で、私が読んでいた話と登場人物が違う!という衝撃。
脳内妄想ではイケメン俳優が演じていていたはずだったのに何処へ?

ある意味、全てがひっくり返る展開
衝撃の方向性は違いますが、
宿野かほる『ルビンの壺が割れた』を読んだ後の
嫌悪感に似ていました。

個人的に面白かったのが、
主人公・成瀬将虎の探偵時代のエピソード。
ヤクザ×ミステリー。
こういう形のミステリーは斬新。
謎解きも、闇社会ならではのトリックでした。
ただ、事件内容は食欲が失くなるくらいハードなグロさ。

裏表紙の説明文(あらすじ文)の通り、
二度、三度読みたくなる作品です。

この記事を書いた人
みての

年間100作品くらい本を読むサラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

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