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『とのさま1ねんせい』
『とのさま1ねんせい』本の概要
タイトル:とのさま1ねんせい
著者:長野ヒデ子・本田カヨ子
出版社:あすなろ書房
対象年齢:小学校低学年
ページ数:32ページ
発売日:2017年3月
書評
あそぶのが大好きな殿様はもうすぐ1年生。
でも、一年生になるのはちょっぴり不安。
まだ一年生になりたくないよぉ~って、家来たちから逃げたり、
隠れたりしていたら、探し疲れた家来たちは、作戦変更!
追いかけるのも探すのもやめてしまいます。
あそぶのが大好きな殿様は追いかけられたり、探されたりしなくなって何だか寂しい…。
そんなとき、
「一年生になったら美味しい給食が毎日食べられるよぉ~」
「先生優しいよぉ~」
ってな会話が、聞こえてきました。
もちろんこれは家来たちの作戦。
ですが、殿様はこの話しを聞いて、
1年生になったら楽しいことがたくさんあるんだぁ~。
そうなのっ!?
と、ドキドキ感もまだありますが、だんだんわくわくしてきて、
一年生になることに興味がでてきます。
家来たちが作るランドセルや巾着袋にも興味津々で、
そんなこんなで入学式は笑顔で迎えることができました。
と、まぁー。
ざっくりというとこんな感じの本です。
主人公が一年生くらいの子どもではなく
殿様ってところがユーモアがあって筆者は好きです。
ここが殿様だからこそ、
客観的に見ることができて、絵本の世界に引き込まれていくと、
自然と自分の気持ちにも気付ける…。
そんな1冊です。
まとめ
4月は特に新一年生はたくさんいますよね。
子どもだって大人だって
未知の世界への第一歩は不安だし、ドキドキする。
避けて通れるなら逃げたい!
…なんて誰しも一度や二度と考えたことあるのではないでしょうか。
それでも、進もうとするのは未来への期待があるから。
その背中を押してくれる絵本になると思います。
大人にも子どもオススメの1冊です。
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