Haru
今回は村上春樹さんの短編集『一人称単数』収録作、
『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』を紹介します。
『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』
(『一人称単数』収録)
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『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』あらすじ
大学生のときに「僕」は大学の文芸誌に、
1955年に亡くなったチャーリー・パーカーが
1960年代まで生き延びて
「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」という
レコードを出したという、
架空の記事を書いたことがあった。その15年後、
引用元:Wikipedia
仕事でニューヨークにいた「僕」はレコード店で、
存在する筈のない
「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」の
レコードを目にする。
『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』ネタバレ感想
不思議な話。
読んでいて思ったのが、
(架空のはずの)レコードの値段が
「35ドルなんだったら買っとけよ!」
なんですが、
1963年+15年=1978年、
当時の円相場を見てみると、
1ドル=195円。
つまり7000円くらい。
確かにラベルなどがない、
不思議なレコードに、
いきなり7000円払うかと考えると、
悩んだ末、諦めて帰ることもありえます。
で、こういう話の場合、
やはり次の日に行くと存在しないんですよね。
そして夢にチャーリー・パーカーが出てきて
ものすごく褒めてもらえる。
チャーリー・パーカーをよく知らない為、
こういう話ってど真ん中世代の方には
すごく刺さるんだろうなー、
理解・共感できる人にはものすごくグッと来る話なのかな、
と思いました。
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