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【小説】『Another』綾辻行人 あらすじ&感想

【小説】 『Another』 綾辻行人 あらすじ&感想
Haru
Haru

今回は漫画・TVアニメ・実写映画化と、
数多くメディア展開された綾辻行人・著
『Another』を紹介します!

個人的には学園モノ繋がりで、以前読んだ、
恩田陸・著『六番目の小夜子』を思い出しました。

『Another』

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『Another』概要

タイトル:Another

著者:綾辻行人

出版社:角川書店

発行年:2009年

『Another』あらすじ

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、
何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。

同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、
接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。

そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた! 

この”世界”ではいったい何が起きているのか!?

引用元:KADOKAWA

『Another』感想

まず、一つ言いたいことがあります。
それは、『Another』を読む前に、
絶対にネタバレの記事等は見ないでください!

私の場合、ゲーム系Podcast『gd×2(ぐだぐだ)ゲームらじお』を
長年、聴き続けていたのですが、その中でアニメ版の盛大なネタバレを聞いてしまいました。

それでも楽しんで読めましたが、出来る限り事前情報は少なめで読むことをおすすめします。

序盤から学校やミサキメイについて等、謎が多いです。
その謎が三年三組の主人公・恒一と共に判明していくので、
置いてけぼり感が無いのが良かったです。

ただ、恒一の周りの人々すごく不親切。
例えるなら、説明書を読む時間を与えられないまま
無理やりゲームをスタートさせられている感じ。
「えっ、せめて操作方法だけでも教えてくれない!?
ていうかこのゲームのジャンルすら分からないんだけど!?」状態。

私だったら友だちなり、周りの大人に怒ります。
「なんで先に教えておいてくれないの?
そういう後出しジャンケンみたいなの、怒るに決まっているじゃん!」
そんな気持ち。

ところがこの主人公・恒一は割と何事にも気にしない性格です。
ふと気になることがあっても、
「ま、そんなものか」みたいなあっさり感。
いやいやいや!もう少し踏み込もうよ!興味持とうよ!
鈍感力高め男子です。
まぁ、聞いたところで、周りの人たちも教えてくれないので
仕方がないのかもしれませんが。

最後のオチとしては、
さすが綾辻行人先生!という作品でした。
ネタバレを食らっていたとはいえ、驚いて思わず声が漏れました。

続編?スピンオフ作品?も2作出ているので、
この作品の謎をさらに深堀りしたい方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

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