Haru
今回ご紹介する本は
映画のノベライズ小説『アフタースクール』です。
ちなみに映画版は
内田けんじ監督、
大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子さん出演と、
とても豪華な作品です。
『アフタースクール』
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『アフタースクール』あらすじ
母校の中学校で働く、人のいい教師・神野のもとに、
引用元:Amazon
かつての同級生だと名乗る怪しい探偵が訪ねてくる。
探偵は、神野の学生時代の親友で、
現在は一流企業に勤める同級生、木村を探していた。
心ならずも神野は木村探しを手伝うことに。
人を疑うことを知らない男と、
人の裏側ばかり見てきた男。
ちぐはぐながらも次々と手がかりをつかんでいくが…。
そんな2人を待っていたのは、予想不可能な結末だった―。
『アフタースクール』感想
まず、あとがきを読んで初めて映画のノベライズ本だと知りました。
確かに表紙は映画のものだったので
こちらが原作小説だと思っていました。
映画を過去に観ていた為、
読んでいると、その場面が思い浮かんできました。
ただ、断片的には思い出せても、なんとなくのイメージだったので、
ストーリーやオチは忘れていました。
なのでこの『アフタースクール』という作品は
映画版・ノベライズ版の2度、楽しめました。
この小説版のポイントは
著者のあとがきにある通り、
「映像でのトリックをどうやって文章化するか」です。
違和感なく映像を浮かべられるってのは、
それだけ文章に矛盾がないってことですよね。
本当はストーリーを小説版、
ということで改変するという方法もあったはず。
ですが、ストーリーを改変せずに違和感なく描ききる。
その方法が「一人称・多視点」。
ノベライズ作品を多く手掛ける行川渉さんならでは。
ただ、この『アフタースクール』を100%楽しもうと思うのであれば、
原作映画もセットで観て欲しいです。
その後にこちらを読むと、
より『アフタースクール』を楽しめます!
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