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【テレビドラマ】土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』あらすじ&感想

【テレビドラマ】 土曜プレミアム 『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』 あらすじ&感想
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『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』概要

『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』

四編

  1. 『永遠のふたり』
  2. 『地獄で冤罪』
  3. 『走馬灯のセトリは考えておいて』
  4. 『トランジスタ技術の圧縮』

放送日:2023年11月11日 21:00〜23:10

『永遠のふたり』概要

『永遠のふたり』

あらすじ

古い研究室を警察特殊部隊が包囲し、突入の指示を今か今かと待ち受けている。その特殊部隊の視線の先には、教授を殺害した犯人として疑いをかけられている助教授の坂本一(草彅剛)と教授の秘書の安藤リカ(大西礼芳)がいる。坂本は立てこもりながら、必死に自分の無実を訴えるが誰も聞かない。二宮警部(江口洋介)が事件現場に到着し、さらなる説得を始めるが坂本は応じない。二宮警部はタイミングを見計らい特殊部隊に突入の指示を出す。それに気づいた坂本は、とあるボタンの前に立つ。意を決してボタンを押す坂本。すると、世界は一変し……。

引用元:土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』公式ホームページ

キャスト

坂本 一…草彅 剛
安藤リカ…大西礼芳
三田隊長…姜 暢雄
白髪の老人…モロ師岡
二宮康孝…江口洋介

スタッフ

脚本・演出…星 護
編成企画…渡辺恒也、長嶋大介、水戸祐介
プロデュース…中村亮太

『永遠のふたり』感想

草彅剛さんが出ている時点で間違いない作品。いわゆる時間停止モノです。非常に個人的な話になっちゃうんですが、私、子どもの頃の夢が「発明家」だったんです。何を作りたい、というほどの熱い気持ちはなかったですが。香取慎吾さん主演ドラマ『透明人間』とか当時好きだったので、そういった影響もあるのかもしれません。

時間停止

時間停止……。本当に魅力ある能力・発明ですよね。本作品のシチュエーションには全く憧れはしませんが、もし私だったらとりあえずはヒャッハー!と楽しんじゃいます。ただ、24時間、長くて1週間くらいで良いかな。いや12時間でも良いので趣味の時間に使ったり、思いっきり休息するのに使いたい。というか、週休3日制が普通になって欲しい(切実に)。今の仕事がつらくても、休みが多かったら頑張れそう!と自分の都合に良いように使いたいと思いました。

『地獄で冤罪』概要

『地獄で冤罪』

あらすじ

弁護士の山根航平(北村一輝)が夜遅く誰もいない事務所で仕事をしていると、部屋の向こう側から「僕は、無実なんです!冤罪なんです!」と狂気を帯びた声が聞こえてくる。突然の事に恐怖を感じる山根。その声の主は、殺人の罪で先日死刑が執行されたはずの三雲一郎(花江夏樹)だった。
三雲が言うには、自分は冤罪で死刑になり地獄に落ちた。そしてさらに地獄でも裁判を受けているという。ここでも無実を証明できなければ、地獄で永遠に苦しむことになってしまうと山根に必死に訴える。山根は不信感を持ちつつも、三雲の無実を証明するため地獄の裁判の弁護を引き受けることに。山根が事件を調べていくうち驚愕(きょうがく)の事実が明らかとなっていく。

引用元:土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』公式ホームページ

キャスト

山根航平…北村一輝
三雲一郎(声)…花江夏樹
長沼拓也…鈴之助

スタッフ

脚本…辻野正樹
演出…松木 創
編成企画…渡辺恒也、長嶋大介、水戸祐介
プロデュース…中村亮太

『地獄で冤罪』感想

今回の『世にも〜』四編の中では一番『世にも〜』っぽい話でした。ただ、昔みたいな「怖さ」がメインの作品って、もうテレビでは放送できないんでしょうか。「怖さ」を求める私としては寂しいかぎりです。

地獄行きのドア

地獄につながるドアが出てきます。わかりやすく言えば「どこでもドア」。私の場合はスティーヴン・キング氏の超長編作品『ダーク・タワー』じゃん!と思いました。新潮文庫版の表紙のイメージ(↓参考画像)。

私の理解力の問題なのか、全体的に謎が多かったです。声って誰にでも聞こえるの?(霊感とかって関係ないのかしら?)犯人って結局どうだったの?事件の真相は?あんまりそこって関係ないの?

“何もしないことは大きな罪です”――それが主題?なんか複雑でよく分からなかったな、という感想です。あと、犯人の首にあるタトゥー、何回観ても何て書いてあるのかが全然わかりませんでした。

『走馬灯のセトリは考えておいて』概要

『走馬灯のセトリは考えておいて』

あらすじ

近未来の日本ではライフログを活用し、ライフキャストを生み出す技術が発展していた。ライフログとは、ある人の生前の生活、趣味趣向、口調などのデータであり、それを上手くロボットに注入できると、その人そっくりのまるでクローン(ライフキャスト)を生み出すことができる。小清水イノリ(西野七瀬)は質の良いライフキャストを造るライフキャスターと評判になっていた。しかし、イノリは「あんなのは魂のない人形」と言い、良く思っておらず、仕事を辞めようと考えていた。そんなある日、イノリのもとに、かつて一世を風靡したバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャストの制作依頼が届く。50年以上前に人気を博したバーチャルアイドルのライフログを集めるのに苦戦するイノリだが、次第にキエラの過去の隠された秘密にふれていき……。

引用元:土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』公式ホームページ

キャスト

小清水イノリ…西野七瀬
小清水明宏…利重 剛
柚崎碧…朝加真由美
黄昏キエラ…七海うらら

スタッフ

原作…柴田勝家「走馬灯のセトリは考えておいて」(ハヤカワ文庫)
脚本…嶋田うれ葉
演出…岩田和行
編成企画…渡辺恒也、長嶋大介、水戸祐介
プロデュース…中村亮太

『走馬灯のセトリは考えておいて』感想

ライフキャストという、アンドロイドと共存する世界線の話。簡単に言うとAIロボットですね。こういう時代って実際に来そう。というか既に今でもAI歌手みたいな感じでもう亡くなられているアーティストのAI曲が出てきていますし、全然ありえる話ですよ。目の前に出てくる空中モニターも憧れます。でもこれだけ進んでいる世界っぽいのに入力は仮想キーボードなんですね。もっと最適化された入力方法無いのかよ!と思いました。

主人公の検索能力の低さ

とあるバーチャルアイドルのことを主人公イノリが調べるんですが、ネットで資料があまり出てこないシーンがあります。昔、一世を風靡したバーチャルアイドルなのになんで資料無いんだよ!2ちゃんねる的なものとか、Wikipedia的なものがあるだろ!もっと深く掘れよ!結構給料良い仕事なんだから、経費使って2ちゃんねる的な過去ログくらい読めるだろ!と思いました。それに、それだけ人気だったんなら関連書籍や雑誌・ムック本、最低でも『バーチャルアイドル』特集本にチラッとでも情報くらいあるだろ!と思いました。噂も、お父さんレベルで言われていることならその当時にとっくに白黒ハッキリしていると思うんですよね。ちょっとその辺、ライフキャストのプロとしてどうなのかと思いました。新人なのキミ?と言いたくなりました。

映像美

この作品だけ、他の三編よりも映像にこだわりがみられました。ノスタルジックな雰囲気がすごく良い感じでした。というか、今回の『世にも〜』はこの作品に全振りしてない?って感じがしました。一番気合が入っているな、と感じました。

バーチャルアイドルのラストライブ

バーチャルアイドル、黄昏キエラのラストライブ。なぜか教会でのパブリックビューイング的なライブ。いや、バーチャルアイドルじゃねーのかよ!その教会って聖地かなんかなの?配信メインじゃないの?違和感。

『トランジスタ技術の圧縮』概要

『トランジスタ技術の圧縮』

あらすじ

この物語では、実在するエレクトロニクス専門誌「トランジスタ技術」の圧縮に命を賭けた男たちの戦いを描く。「トランジスタ技術」は本としてはかなり分厚い部類に入る。まるで辞書だ。毎月発刊される「トランジスタ技術」。分厚いが故に保存するには日本の家屋は手狭だった。そこで人々は考えた。「トランジスタ技術」を圧縮しようではないかと。それはいつの日か、生活の知恵を越え、世界的な競技となった。“圧縮の神”と呼ばれた男を師匠にアイロンを用いた圧縮技術を受け継いだ男・梶原倫夫(溝端淳平)。そこに立ちはだかるのは脅威の握力でページをむしり取り圧縮する男・坂田成美(阿部亮平)。勝利を手にするのはアイロンか握力か。熱き男たちの奇妙な戦いが今幕を開ける!!

引用元:土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』公式ホームページ

キャスト

梶原倫夫…溝端淳平
坂田成実…阿部亮平
実況…福澤 朗

スタッフ

原作…宮内悠介「トランジスタ技術の圧縮」(創元SF文庫『超動く家にて』より)
圧縮協力…「トランジスタ技術」(CQ出版 刊)編集部
脚本…相馬 光
演出…岩田和行
編成企画…渡辺恒也、長嶋大介、水戸祐介
プロデュース…中村亮太

『トランジスタ技術の圧縮』感想

今回のおバカ枠。でも本って本当に場所取りますよね〜。積読本が数百冊ある私としても「ウンウン」と頷ける内容でした。いざ圧縮バトルが始まって思ったのが「圧縮遅っ!」アイロンで背表紙の接着剤を剥がす。地味〜!でもバカバカしさを楽しむ作品だと思うので、良いと思います。

ときめき

師匠の孫娘?がすっごく可愛い。そこが一番良かった。調べると田村藍さんという方だそう。
↓の一番右の方です。

おわりに

観たあと、今回も怖くなかった……と毎回思ってしまうのですが、なんだかんだで今夜は『世にも奇妙な物語』だ!と楽しみに待っているんですよね。個人的に織田裕二のロッカーの話みたいな後味の悪い作品を現代の作品で観たいです!

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