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【プロレス本】『U.W.F.の最強の真実』宮戸優光 あらすじ&感想

【プロレス本】 『U.W.F.の最強の真実』 宮戸優光 あらすじ&感想
Haru
Haru

今回はプロレス団体UWFについての書籍を紹介します。
何がすごいって、UWFに実際に在籍されていた立場の方で、
しかもプロレスラー兼経営幹部側の方の本なんですよね。
これが面白くないわけがない!一冊です。

『U.W.F.の最強の真実』

この記事を書いた人
みての

年間100作品くらい本を読むサラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

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『U.W.F.の最強の真実』あらすじ

格闘技ブームの原点!
真剣勝負(リアルファイト)を追求し、
すべてを賭けて最強団体をつくった男たちの熱きドラマの舞台裏!

あらゆる格闘技のスタイルが乱立し、
多くの団体が設立されては解散していた激動の1990年代初頭。

U.W.F.は、プロレスの「ショー的要素」を廃し、
真剣勝負(リアルファイト)を追求することで、熱狂的なファンを獲得した。

順風満帆に見えたU.W.F.だったが、度重なるルール変更や、
資金繰りの悪化から崩壊がはじまる……。

高田延彦、桜庭和志など多くのスターを輩出し、
さまざまな仕掛けでファンを魅了した最強団体の誕生から崩壊までの舞台裏に迫る!

引用元:講談社BOOK倶楽部

『U.W.F.の最強の真実』感想

個人的にはUWFは通ってきていなく、プロレスにハマっていた時期というのが
1998〜2000年くらいまでの新日本プロレスなんですね。
なのでUWFは名前としては知っていたものの、
格闘技?プロレス?くらいの知識しかありませんでした。

その後、アマゾンプライムビデオ番組『有田と週刊プロレスと』を観て、
ようやくUWFというものがなんとなくわかったかな、というレベル。

本作を読んでの学びとしては、
UWFに限らず、物事には様々な視点があるんだな、
ということを再認識できたことです。

一つのエピソードでも、視点が違えば善悪が変わりますし、
それぞれの思いも違う。
同じ一つのものに向かって一生懸命にやっていても、
考え方が違えばこうも簡単に崩壊してしまう…。

宮戸優光さんといえば、
『有田と週刊プロレスと』では三馬鹿トリオの一人として紹介された、
プロレス界をかき回す役の一人、というイメージでしたが、
本作を読んでわかることは、UWFの頭脳、策士。
180°イメージが違いました。

まず、プロレス愛がすごい。
どうすればUWFを盛り上げられるのか、
真剣に考えているからこそできることで、
ただただ他団体に喧嘩を吹っかけたりしているわけではなく、
お互いWin-Winになるよう、プロレスの未来を考えた上での行動だし、
筋も通しているので、全く世間のイメージと違ったのが衝撃でした。
メジャー団体がいかに、UWFを驚異に思い、敵視していたかがわかりました。

また、プロレスへのストイックさがよく分かるエピソードに、
会場入りにスーツを指定していたり、
控室・通路に一般の方や女性を通さない、ということ。
プロレスの夢というか、真剣にプロレスと向き合っている方だからこその信念だと思います。
プロレス=八百長・やらせという恥ずかしいイメージを払拭するために真剣だったんだと感じました。
こういう気持ちを持った人たちでプロレス界を盛り上げられたら、
今現在と違った未来が見られたのかもしれない、と思いました。

一度はプロレス業界から引退した(させられた)宮戸さんですが、
現在はC.A.C.C.スネークピットジャパン代表として
プロレスリングの元祖、キャッチ・アズ・キャッチ・キャンを
後世に残す活動に励んでおられます。

今回、この『U.W.F.の最強の真実』を読んで、さらにUWFについて知りたくなりました。
近年、たくさんの視点からのUWF本が出版されているので、
他の書籍も読んでいきたいと思います。

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