PR

【子育て本】『子どもも自分もラクになる「どならない練習」』伊藤徳馬 内容紹介&感想

【子育て本】『子どもも自分もラクになる「どならない練習」』伊藤徳馬 内容紹介&感想
Haru
Haru

今回ご紹介する本は

『子どもも自分もラクになる「どならない練習」』です。

元保育士としては、
確かに保育士時代、意識してやっていたな、
と思うこともあれば、
こうしていればもっと良かったな、
と反省というか学びになることもあり、
とても勉強になる一冊でした。

『子どもも自分もラクになる「どならない練習」』

この記事を書いた人
みての

年間100作品くらい本を読む36歳サラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

〈読書遍歴〉
幼少期:絵本・児童書
小学生〜中学生:週刊少年ジャンプ・月刊コロコロコミック・月刊ファミ通ブロス・週刊ゴング
中学生〜20代:週刊ファミ通・電撃プレイステーション・ファッション誌男女
20代後半〜現在:小説・ビジネス書・自己啓発書に。最近は文芸誌も。

みてのをフォローする
スポンサーリンク

『子どもも自分もラクになる「どならない練習」』内容紹介

「すぐに使える!」「子どもにあまりキレなくなった!」と話題!
「人気の子育て講座」が本になりました。

人気の子育て練習プログラム「ちはっさく」、待望の書籍化!

*「ちはっさく」・・・「ほめる、待つ、考えさせる」などの8つの前向きな行動を、
「どなる、長い説明、罰」といった8つの避けたほうがよい行動と対比させながら、
楽しく適当に練習する講座です。

ほかの専門的なペアレントトレーニングとは異なり、
「あるあるネタでわかりやすく説明」「シンプルなスキル」
「リアルな練習(ロープレ)」
「超リアルな、どなってしまった後からの切り替え練習」といった、
敷居の低さと実効性にこだわった内容が好評を得ています。

「ついどなる自己嫌悪」の無限ループってしんどいですよね・・・
本書は、「こんなとき、どうしますか?
(例:お店で泣き叫んでいる太郎くんに何と声をかけますか)」?
というクイズにひたすら答えていくうちに、
自然と効果的な言い方が身につくのが特長です。
「家庭で困ったあの場面で、どう言えばいいかわかった」
「実際に子どもに試してみたところ、効果があった!」とご好評をいただいています。

さあ、「ついどなる自己嫌悪」の無限ループを抜け出し、
子どもも自分もラクになるコミュニケーションのコツをぜひ手に入れてください!

引用元:Discover 21, Inc.

『子どもも自分もラクになる「どならない練習」』感想

良かったところ

イラスト(漫画)や文章がやわらかく、
太郎くんのユーモアある例文もあるのでとてもとっつきやすい本でした。

まず、そもそも論として、今現在の親世代である私達は、
現代における育児方法を習ってきていない。
自分たちの世代は親から厳しく叱られたり怒られたり、
家庭によっては暴力を受けたり、ということが「普通」でした。

なので、これが育児・しつけだと思って生きてきましたが、
今現在の育児・しつけって、暴力=虐待で、
じゃあどうやって育てていけば良いの?と途方に暮れますよね。
自分が経験していないことをしなければならないって無理ゲーじゃん。
そこでこの一冊です!

わかりやすく、ユーモアを交えながらも
どうすれば子どもに伝わるか、
何故伝わらないか、
を親に向けて説明もしてくれています。
大人でもこういう風に言われたら何が本質なのか、
どう動いたら良いのかわからない、と体験として理解できます。
自分が我が子にこんなにわかりにくいことを言っていたんだ、指示していたんだ、と思います。

また、昨今流行っている「褒めて育てる」も、
無意味に何でもかんでも褒める、のではなく、
褒め方、何を褒めるのか、
子どもにとってのハードルって何か、
大人にとってはできて普通なことが、
子どもにとっては褒めポイントだし、
こうやって生き方の確立をしていくんだな、ということを知ることができました。
確かに、大人でも未体験のことは、
「これでいいのかしら?」と不安になり、様子を見ます
よね。
子どもも同じなんです。
ただ、「普通」を知らないので褒めてやっと「普通」を知る、「普通」になれる。
というステップが必要なんだな、ということを学びました。

子育てに限らず、
スモールステップ(いわゆるベイビーステップのことだと思われます)が
教えるということにおいて最強なんだと思います。

気になったところ

3点、この本を読んでいていて気になるところがありました。

・1点目
子どもに「よしよし」(なでなで)がよく出てくるんですね。
元保育士的な視点で言うと、
犬などのペット扱い、そうとれる表現って使わない方が良いです。
この本には出てきていませんが、
「座ろうね」を「おすわり」と言うみたいな。
保育士にも多いんです、配慮が足らない言葉掛け。
そこはちょっと気になりました。

・2点目
褒めるのは短くまとめて、って書いてあるのに、
後半の応用編は子どもへの説明がくどい、長い。
4歳の子って察する能力があります。
というか人間だもの。空気読めますよ。
なのでそこまで説明しなくても伝わります。
普段生活を共にしている我が子なんだから
言葉だけじゃなくて、空気で察して伝わりますよ。

・3点目
玄関土間に座り込んで靴を履き替えさせる。
ってしないよ!

土足のゾーンに座らせないよ。
太郎くんへの幼少期からの育て方に疑問が湧きました。

感想まとめ

とにかく例題が多く、即実践できるものが多いので、
楽しみながら全ての例題に答えられました。

この本を読んで、子どもに対して気持ちに余裕が生まれ、
ガミガミ度がとても減りました。
そもそも現代の育児法を受けていない、習っていないんだから、
今までガミガミいっていたのは仕方ない。
これからはこの「ちはっさく」を実践していけばいいんだ!
と、気持ちがとても楽になったのが大きいです。

育児に悩みのある方にはもちろん、
お子様のいる方全てに是非読んでいただきたい一冊です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました