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【短編小説】『いなか、の、すとーかー』綿矢りさ / あらすじ&感想

【短編小説】 『いなか、の、すとーかー』 綿矢りさ あらすじ&感想

『いなか、の、すとーかー』
(『ウォーク・イン・クローゼット』収録作)

この記事を書いた人
みての

年間100作品くらい本を読む36歳サラリーマンブロガー
暇があれば書店・古本店へ行く為、読むペースより買う本の方が圧倒的に多い供給過多状態。
それでも本を買うのが至高過ぎて止まりません。
すごい勢いで積読本が増えていきます。誰か助けてください。

〈読書遍歴〉
幼少期:絵本・児童書
小学生〜中学生:週刊少年ジャンプ・月刊コロコロコミック・月刊ファミ通ブロス・週刊ゴング
中学生〜20代:週刊ファミ通・電撃プレイステーション・ファッション誌男女
20代後半〜現在:小説・ビジネス書・自己啓発書に。最近は文芸誌も。

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『いなか、の、すとーかー』あらすじ

陶芸家デビューからわずか3年、石居は、テレビで特集が組まれるほどの人気の売れっ子。東京の美大卒業後、郷里に戻り、工房をかまえ、絵になるロハスな陶芸家生活を送っている。しかし、以前から彼を追う女ストーカー・砂原が工房に現れるようになり、事態はどんどん不穏さを増していき…。

引用元:講談社BOOK倶楽部

『いなか、の、すとーかー』感想

羨ましい

芸術美術や伝統工芸の世界って
私にはすごく憧れがあります。

元々絵を描くのが好きだったという漠然な理由ですが、
こういった仕事を生業にしている方々が羨ましいと思います。

主人公の陶芸家・石居は若くしてメディアにも取り上げられて、
そしてストーカーに追われてしまう。

それでは個人的には羨ましい。

そんな感情ですが、
当の本人としてはたまったもんではありませんよね。

昔から、顔が良ければ芸能人になるでしょ!
みたいな超偏った価値観を持っていた私としては、
キャーキャー言われたり、
ファンがつく、っていいなと思ってしまいます。

ストーカーといいつつ、
そこまで愛を持って来てくれるってなかなか無いんだから、
むしろくっついたらいいじゃんとさえ思う。

いやむしろ、それが嫌でなければそもそも
ストーカーとしてのポジションにならないか。

ストーカーの立場で考える

私の憧れの芸能人No.1がビビアン・スー。

初めてCDを買ったのがブラックビスケッツの『STAMINA〜スタミナ〜』。

シングルCDを4枚とアルバム1枚、
全て買っていました。

その他、台湾版のアルバムと、
ビビアン・スー名義でのCDたちも持っていました。

そんなビビアン・スー憧れな私が、
もしテレビなどで住んでいる場所が分かったら、
どちらかというとストーキング目的ではなく、
純粋にファンとして会いに行きたいなと思います。

また、その憧れの人が工房で物作りをしている、
だったら買いに行こう!
いやむしろ買い支えたいとさえ思うよ!

と考えると、ストーカー女である砂原さん、
そこまで悪い人じゃないよな、と思います。

ただ単純に彼が気に入る存在ではなかったという事でしょうね。
そう考えると結構辛い。
直接会っても拒否られるのはさすがに辛い。

なので砂原さんは強いし、
良い(?)ストーカーだと思う。

おわりに

色々な体験を通して、
強くなるというか成長する。

そんな通過儀礼的なものを感じました。

ただ、環境にはすごく恵まれているな、
という謎の嫉妬心を感じます。

私も何か武器になるスキルを活かした仕事で、
しかもフリーランスまたは起業して頑張りたいぞ、
と思わせる作品でした。

表題作の『ウォーク・イン・クローゼット』も楽しみ。

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