『池袋ウエストゲートパーク』シリーズでおなじみ、石田衣良さん!
今回は石田衣良さんの短編小説をご紹介します。
『ふたりの名前』概要
ふたりの名前
(『短編工場』より)
タイトル:ふたりの名前
著者:石田衣良
出版社:集英社
発売日:2012年10月25日 第1刷
読んだ本:文庫本『短編工場』 2013年10月21日…第9刷
あらすじ
同棲していても、別れる際に物で争いたくないと考え、家財はもちろん、買ってきた食料品までイニシャルを入れる独自の習慣を持つ2人。別れが前提の同棲からは冷たい関係のように見えるが、実際は冷めた雰囲気の中にある、落ち着いた男女の恋愛。あるきっかけで、2人は絆を確かめ合うことになり……。
主な登場人物
柴田朝世…俊樹の彼女。同棲している。自分の持ち物にはイニシャル「A」と書く。
間山俊樹…朝世の彼氏。自分持ち物には「T」と書く。
子猫…生後4週間。朝世、俊樹が知人より譲り受ける。
『ふたりの時間』感想
猫
私の家でも昔、猫を飼っていました。というか、私が生まれたときには既に実家にいたので、家に猫がいる状態が普通。そんな家庭で生まれ育ちました。子どもだし、扱いが雑だからか、全く私に懐いていた記憶がありません。ご飯は毎食、かつおぶしをあげていた記憶があります。今となってはそのご飯で合っていたのか謎です。キャットフードもあげていたのかしら?うろ覚えです。いまだにに犬or猫派の話題となると猫派。
カップルの愛の形
譲り受けた猫のことで問題が起こり、病院へ。そこで朝世と俊樹の愛が深まります。いや、どこで愛深まってんねーん!ま、いろんなカップルがいるってことですね。
また、自分の持ち物にイニシャルを書く習慣がある二人。液晶テレビにもイニシャルを書いているという徹底ぶり。入籍していないカップルってそういうもの?二人で生活を共にしているんだから、二人のお金で良いんじゃないの〜?と思いました。その辺の感覚、私は前時代的なのかも。二人で住む=結婚を前提派。
おわりに
石田衣良さんの作品って『4TEEN』や『明日のマーチ』など、青春小説が好きですが、こういう恋愛ものもほっこりできて良いと思いました。
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