Haru
今回ご紹介の絵本はこちら。
『がっこうだってどきどきしてる』
文: アダム・レックス
絵: クリスチャン・ロビンソン
訳: なかがわ ちひろ
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『がっこうだってどきどきしてる』概要
タイトル:がっこうだってどきどきしてる
文:アダム・レックス
絵:クリスチャン・ロビンソン
訳:なかがわ ちひろ
出版社:WAVE出版
ページ数:32ページ
発行日:2017年2月
あらすじ&感想
凄くシンプルで、タイトルどおりの内容でしたが、一つ想像と違ったのは、
新しく建てられた学校には心があり、学校目線で会話が繰り広げられていくところ。
この絵本の面白さはなんと言っても擬人化にあります。
で、ここにやってくる用務員さんと会話ができて、
学校の気持ちの動きを知ることができ、
蛇口をひねったり、非常ベルを鳴らしたり、
といったことも自分の意思でできちゃうので、面白かったです。
絵本のページをめくると、
学校であそんだり、勉強したり、給食を食べたり…と、
学校ではどんなことをするのか、学校くんの目線で知ることができます。
そして、その中で、学校が好きで楽しんでいる子どももいれば、
嫌いと言う子がいて、泣いている子がいて、笑っている子がいて…。
色々な子どもがいっぱいくるところなんだなぁー、っていうのがわかるし、
それでいて、全部肯定されていて、みんな違ってみんないい!
って感じの表現が素敵だなぁーと思いました。
まとめ
表紙には、学校の絵が描かれてあって、
表紙をめくると学校の校庭の絵になっていて、
まるで学校に登校したかのような錯覚があります。
で、気になって、後ろ表紙の内側を見てみるとまた校庭で、閉じると街の景色。
まるで、下校しているよう。
この本は開いて閉じるところまでの導入が素晴らしいと思いました。
描写の仕方が映画を見ているかのような感覚。
初めて学校にいく子どもたちの心に響く一冊になると思います。
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