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【Audible】『アドラー心理学を実生活に取り入れてみた』小泉健一 / 内容紹介&感想

【Audible】『アドラー心理学を実生活に取り入れてみた』小泉健一 / 内容紹介&感想
みての
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『アドラー心理学を実生活に取り入れてみた』は、アドラー心理学を単なる理論として学ぶだけでなく、実際に日常生活でどのように活用できるかを具体的なエピソードと共に紹介している素晴らしい本です。

著者の小泉健一さんと、ナレーションを担当する飛立未鳥さんが、リスナーを引き込みながら、アドラー心理学の魅力とその実践方法をわかりやすく伝えてくれます。
本書を通して、私は自分の行動や考え方に大きな変化を感じました。

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『アドラー心理学を実生活に取り入れてみた』概要

『アドラー心理学を実生活に取り入れてみた』

アドラー心理学を実生活に取り入れてみた

タイトル:アドラー心理学を実生活に取り入れてみた
著者:小泉健一
ナレーター:飛立未鳥
配信日:2022年5月18日

内容紹介

「勇気の心理学」「ポジティブになれる」と人気のアドラー心理学。
本書は、アドラー心理学についての解説本ですが、他の入門書のように解説でとどまらず、もっと身近に感じてもらえるようにアドラー心理学をすべて実生活に取り入れて実践した著者が実際にどう役立つのか具体的なエピソードを交えてまとめています。
本書を読んでもらえたら、アドラー心理学の基本的な理論だけではなく、実生活に取り入れる方法や取り入れたらどうなれるかを知ることができるでしょう。未来志向のアドラー心理学を知ると今よりも生きやすくなれるのです。

引用元:Amazon

『アドラー心理学を実生活に取り入れてみた』感想

自己決定論の実践

第3章で取り上げられている「自己決定論」は、特に私にとって大きな影響を与えました。自己決定論とは、自分の行動や人生の選択を自分で決めるという考え方です。幼少期から人見知りで、自分の意思をはっきりと示すことが苦手だった私にとって、この理論は非常に興味深いものでした。

アドラーは、人間の性格や行動は5歳頃までに形成されると言います。私自身、進学や就職において親の顔色をうかがいながら決断してきました。その結果、幼児教育の世界に進んだものの、心理学を学んでいるにもかかわらず、学校をサボることが多く、知識があまり身についていなかったのかもしれません。

自己決定論を取り入れることで、自分の人生を自分の責任で生きるという感覚が得られます。これは、これからの人生において非常に重要な視点です。例えば、結婚においてもパートナー主導で決めたことが多かったため、自己決定の重要性を再認識しました。Audibleでこの章を聴きながら、自分自身にも周りにももっと厳しく、自分の意思を大切にしていこうと思いました。

目的論の実践

次に、目的論について考えてみましょう。第4章で取り上げられるこの理論は、自分の行動にはすべて目的があるという考え方です。過去のトラウマや出来事が原因で行動できないと考える「原因論」ではなく、目的に基づいて行動する「目的論」が推奨されます。

私は現在無職で、家で過ごす時間がとても楽しいと感じています。目的論に基づいて、自分が何を達成したいのかを考えると、在宅でできる仕事や、自分のライフスタイルに合った働き方が見えてきました。週4日の仕事でも十分に充実した生活が送れるかもしれません。

さらに、子育てにおいても目的論は非常に有効です。例えば、子どもが部屋を散らかすことで何を達成しようとしているのかを考えることで、建設的なコミュニケーションが生まれます。目的を持って行動することは、主体性を育てることにもつながるのです。

全体論の実践

第5章では、全体論について学びました。心と体はつながっており、どちらかが不調であればもう一方にも影響を及ぼすという考え方です。例えば、やる気が出ないときはまず行動してみることが重要です。心と体がつながっているという視点から、行動を通じて心の状態を改善することができます。

ホリエモンこと堀江貴文さんも「7時間以上寝ないといけない」と言っているように、十分な睡眠をとることが心と体の健康に直結します。悩みの裏側には同じような原因が隠れていることも多く、この全体論の視点を持つことで、悩みの解決に一歩近づけるでしょう。

対人関係論の実践

第6章で取り上げられる対人関係論は、人の悩みのすべてが対人関係に関連しているという考え方です。自己保身のために動けないことや、他人を理解しようとする姿勢が不足していることなど、私自身も多くの悩みが対人関係に起因していると感じました。

この章では、他人とのコミュニケーションにおいて相手を理解し、じっと目を見て話を聞くことの重要性が強調されています。こうした対人関係のスキルを磨くことで、より良い人間関係を築くことができるでしょう。

認知論の実践

第7章で紹介される認知論は、自分の価値観や認知の仕方を見直すことを提案しています。これまでの価値観が自分の行動や思考にどのように影響しているかを理解することで、より柔軟な思考が可能になります。

例えば、過去の失敗に囚われず、次にどうするかを考える姿勢は、認知論の実践に通じるものです。これは、建設的なコミュニケーションや行動の改善にもつながります。

勇気づけの実践

第9章で取り上げられる「勇気づけ」は、他人を支援し、自己肯定感を高めるためのアプローチです。子どもを褒めることが主従関係を強化してしまうことがあるため、相手を肯定する方法を工夫する必要があります。

例えば、結果ではなく過程を重視し、子どもや後輩に対して「どうやってやったの?僕もやってみようかな」といった声かけをすることで、相手の主体性を尊重し、勇気づけることができます。このようなアプローチは、建設的な人間関係の構築にも役立ちます。

共同体感覚の実践

最後に、第10章で紹介される共同体感覚についてです。これは、自己受容と他者信頼の2つの要素から成り立っています。自己受容とは、ありのままの自分を受け入れること。他者信頼とは、他者のありのままを受け入れることです。

この章では、複数のコミュニティに属することの重要性が強調されています。会社以外にも自分の居場所を作ることで、精神的な安定を保つことができます。趣味の仲間など、安心できる場所を複数持つことで、より豊かな生活が送れるようになります。

おわりに

「アドラー心理学を実生活に取り入れてみた」は、アドラー心理学の理論を実際の生活にどのように活用できるかを具体的に示してくれる素晴らしい本です。自己決定論、目的論、全体論、対人関係論、認知論、勇気づけ、共同体感覚といった様々な理論を学ぶことで、自分の行動や思考に大きな変化をもたらすことができます。

私自身、この本を通じて、自分の人生をより積極的に、自分の意思で生きることの重要性を再認識しました。アドラー心理学の理論を実生活に取り入れることで、より生きやすく、充実した毎日を過ごすことができると感じています。これからも、アドラー心理学の教えを実践し、自己成長を続けていきたいと思います。

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