Haru
〈作品情報〉
タイトル:春から夏、やがて冬
著者:歌野晶午
出版社:文藝春秋
出版年:2011年(単行本)
ページ数:295ページ(文庫本)
『春から夏、やがて冬』
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『春から夏、やがて冬』あらすじ
スーパーの保安責任者・平田は万引き犯の末永ますみを捕まえた。いつもは容赦なく警察に突き出すのだが、ますみの免許証を見て気が変わった。昭和60年生まれ。それは平田にとって特別な意味があった―。偶然の出会いは神の導きか、悪魔の罠か?動き始めた運命の歯車が2人を究極の結末へと導く!
引用元:Amazon(「BOOK」データベースより)
『春から夏、やがて冬』感想
手に取ったきっかけ
いわゆるジャケ買いです。
というのも、著者の代表作(と言っても差し支えがないはずの)
『葉桜の季節に君を想うということ』の表紙とそっくり!
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こうやって見比べると、思ったよりは似てない!
ちょっと驚愕しています、
もっとそっくりだと思って買いましたもん。
でもまぁ、同じ文春文庫だし、
だいぶ『葉桜〜』に寄せてはいると思うんですが。
『葉桜〜』と似ているのか
答えは…否!
全然違います。
が、完全に違うかというと、
まぁ似てなくもない部分もあるんじゃない?というところ。
リンクはしていないですが、
登場人物に感じたモヤモヤ感は似ているかも。
主人公と同じ境遇だったら
主人公・平田誠。
17歳の娘を交通事故で亡くし、
それがきっかけで妻が精神的に参ってしまう。
自分がもし同じ経験をすると、
おそらく妻と同じような末路を辿りそうです。
精神的に参って娘の幻影を見て・話してしまうと思います。
そう考えると、頑張って生きている平田さんは偉い。
なにがどうあれ、頑張っていると思いました。
話のショッキングさはさすが歌野晶午クオリティ。
おわりに
ミステリの天才の作品。
何事もなく終わるなんてことはありません。
え!?
そうなの!?
うそ〜!
と何度も衝撃を受けます。
推理小説とはまた違った衝撃を楽しみたい方におすすめです。
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