Haru
今回紹介するのは、
著:スティーヴン・キング
訳:白石朗
『ライディング・ザ・ブレット』です。
この作品は2000年に電子書籍として出版された作品です。
『ライディング・ザ・ブレット』
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『ライディング・ザ・ブレット』あらすじ
母親が倒れたという知らせをうけ、
引用元:Amazon
アランは病院へヒッチハイクで向かう。
森が猛烈なスピードでうしろに飛び去り、
熱病にかかったような凶々しい月が彼を見おろす。
キング・ワールドをまるごと凝縮した絶叫ホラーファンタジー。
『ライディング・ザ・ブレット』ネタバレ感想
まさにスティーヴン・キングという感じの後味。
ただ、今作は(ある種の)救いがあります。
老人
序盤に登場するヒッチハイク2台目の運転者の老人。
この存在は恐怖というか狂気。
むしろ、ここまでの登場人物だけでこの作品を作り上げても良いくらい。
なんども股間を引っ張るのも気持ち悪いです。
ヘルニアバンドって何だ?と思い、
調べてみるとこんな感じのアイテムでした。
これを恐怖アイテムにたらしめるってのもキングワールド。
ジョージ・ストーブ
結局この死人、ストーブは何者だったのか。
何故主人公・アランとの接点があるのか。
謎。
ただただ、母親を連れて行った死神的なポジション。
死人と分かった上でアランと会話をするのも謎。
存在的には前の狂った老人より全然怖くなかったです。
母
母のイメージが、昨日NHK Eテレでやっていたアニメ映画、
『漁港の肉子ちゃん』とかぶっていた。
主人公アランがストーブとのやりとりの末、
母の命を差し出してしまった。
そのため、亡くなるのが確定し、
後悔の念があったが、
その分、7年間精一杯幸せに
過ごせたと思います。
そこに優しさや救いがあると思うんですよね。
ただただ助かりませんでしたー、
だと陳腐になってしまうので、
不思議な読後感があり、楽しめました。
映像化もされているのでいずれ観てみたいです。
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