1986年に公開されたジャッキー・チェン主演のアクション映画『サンダーアーム/龍兄虎弟』は、彼のキャリアにおける重要な作品の一つです。エキサイティングなアクションシーンやユーモア溢れるストーリー展開に加え、ジャッキー・チェンが命をかけて挑んだ危険なスタントシーンでも有名です。今回は、『サンダーアーム/龍兄虎弟』のあらすじ、登場人物、見どころ、撮影秘話などを詳しく紹介します。
『サンダーアーム/龍兄虎弟』概要
『サンダーアーム/龍兄虎弟』
原題: 龍兄虎弟
公開年: 1986年
監督: ジャッキー・チェン
脚本: バリー・ウォン、エドワード・タン
製作: レイモンド・チョウ
音楽: マイケル・ライ
出演: ジャッキー・チェン、アラン・タム、ロザムンド・クワン、ローラ・フォルネル
あらすじ
”アジアの鷹”の異名を取る探検家のジャッキーは、親友のアランから、かつて自分が思いを寄せていた女性ローラが謎の邪教集団に誘拐されたことを知らされる。教団の目的は、世界に散らばる5つの秘宝”神の武具”をジャッキーに集めさせ、強大なパワーを手中に収めることだった。ジャッキーは悪の使徒たちの恐るべき野望を阻止すべく、大量のダイナマイトを武器に、敵の砦である洞窟への乗り込む!
鋼鉄の肉体を持つアマゾネス軍団との死闘をはじめ、パワフルなアクションが続出!ジャッキーが本作の撮影中に、頭蓋骨を骨折する大けがを負ったことも話題となった。その事故直後の映像はエンディングロールのNG集に収録されている。
引用元:TWIN
『サンダーアーム/龍兄虎弟』見どころ・ポイント
迫力のアクションシーン
『サンダーアーム/龍兄虎弟』の最大の見どころは、やはりジャッキー・チェンならではのアクションシーンです。特に印象的なのは、命懸けのスタントシーンです。ジャッキーが木から木へ飛び移るシーンです。NG集で観られる落下するシーンでは、実際に大怪我を負うほどの危険を冒して撮影されました。彼のプロ意識と身体能力が光るシーンです。
ユーモアと冒険心
本作もまた、ユーモアと冒険心が溢れています。ジャッキーとアランのコミカルなやり取りや、様々なトラブルに巻き込まれる過程が、観客を楽しませます。彼らの友情やチームワークも見どころです。
アマゾネス軍団とのバトル
映画のクライマックスは、アマゾネス軍団とのバトルシーンです。ジャッキーが4人の女性戦士と戦うシーンは、他の作品ではなかなか見られない独特の見どころとなっています。女性キャラクターの強さと戦闘シーンの振り付けが見事に融合し、迫力満点のシーンとなっています。
世界各地を舞台にしたロケーション
映画は、世界各地で撮影されており、エキゾチックな風景が多く登場します。特にヨーロッパの美しい風景や、アジアの歴史的な建造物が、物語に彩りを添えています。
『サンダーアーム/龍兄虎弟』感想
昔、VHSで借りて観たことのあるジャッキー・チェン主演作『サンダーアーム 龍兄虎弟』を久々に鑑賞しました。
この作品は「アジアの鷹」シリーズの第1弾であり、続編の『プロジェクト・イーグル』が昔テレビでよく放送されていた記憶があります。しかし、その頃はあまり面白いとは感じず、「アジアの鷹」シリーズにはそれほど興味が湧きませんでした。以前に観た際も、特に印象に残ることはありませんでしたが、今回改めて観ると、普通に楽しむことができました。
ただし、世界観は非常に独特で意味不明な部分が多いです。例えば、車に近未来的なターボ機能がついていたり、謎の教団が登場したり、「神の武具」という設定も奇抜です。
この作品の見どころは、何といっても対多人数の格闘シーンが豊富で、アクションが非常にキレキレであることです。ジャッキー・チェンのアクションはさすがと言わざるを得ません。また、珍しく女性の敵が登場する点も新鮮です。『スパルタンX』のヒロインでもおなじみのローラ・フォルネルが出演しており、彼女の可愛らしさが際立っていました。もっと活躍するシーンがあれば良かったと思います。
物語は一応ハッピーエンドで締めくくられますが、「神の武具」がどうなったのかは不明のままです。
全体として、ジャッキー・チェンの魅力が存分に発揮されたアクション映画であり、再鑑賞する価値がある一作だと感じました。
おわりに
『サンダーアーム/龍兄虎弟』は、ジャッキー・チェンのアクション映画の中でも特に注目される作品です。命懸けのスタントシーンやユーモア溢れるストーリー、ラストのアマゾネス軍団とのバトルなど、見どころ満載の本作をぜひ一度鑑賞してみてください。ジャッキー・チェンの才能と情熱が詰まったこの映画は、多くの映画ファンに愛され続けています。この記事が皆様の映画鑑賞の参考になれば幸いです!
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