辻村深月

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年間100作品くらい本を読む私が選ぶ!2023年読んで面白かった小説10選

この記事では、年間100作品くらい本を読む私みてのが選ぶ、2023年に読んだ面白い本を紹介します。 ベスト◯位、というランキングではなく、それぞれに好きなポイントがあるので◯◯賞という形で発表させていただきます。 1冊でも気に入っていただける本が見つかれば嬉しいです!
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【短編集】『あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選』アンソロジー / あらすじ&感想

 ぞわりとする、でも読まずにはいられないのが、人間のいやな部分に光をあてた「イヤミス」と言われるミステリー。  本書は、いま旬の女性ミステリー作家による、秀逸の「イヤミス」を集めたアンソロジー短篇集。  ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた「石蕗南地区の放火」、過食に走った美人の姉と、姉に歪んだ優越感を覚える妹の姿が鬼気迫る「贅肉」。  また、事故死したはずの兄が生きているのではないかと疑いを抱いた妹の葛藤を描く「おたすけぶち」など、読んで心がざわつく、後味が悪い作品が勢ぞろい。  衝撃の結末を愉しみに、また隠れた逸品を発掘する喜びを味わいたい方におすすめの一冊。 引用元:PHP研究所
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【短編小説】『石蕗南地区の放火』辻村深月 / あらすじ&感想

公有物件の保険事業を担当する災害共済地方支部に勤める笙子は、不審火が出たという実家近くの消防団の詰所となっている神社に現場調査に向かった。そこには案の定、顔を合わせたくない消防団員・大林の姿もあったが、笙子は気づかないふりを続ける。お世辞にもいい男とは言い難いあんな男と1日とはいえプライベートで一緒に出かけてしまったことを他人に知られることは、綺麗でモテると今までもてはやされてきた笙子のプライドが許さなかった。しかし大林はわざとらしい演技でたった今気づいたかのように、親しげに声をかけてくる。 引用元:Wikipedia
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【小説】『嚙みあわない会話と、ある過去について』辻村深月 / あらすじ&感想

あなたの「過去」は、大丈夫? 美しい「思い出」として記憶された日々――。 その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。 無自覚な心の内をあぶりだす「鳥肌」必至の傑作短編集! 大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが結婚するという。だが、紹介された婚約者はどこかズレていて――。 「ナベちゃんのヨメ」 国民的アイドルになったかつての教え子がやってくる。小学校教諭の美穂は、ある特別な思い出を胸に再会を喜ぶが……。「パッとしない子」 人の心裏を鋭くあばく傑作短編集! 引用元:講談社BOOK倶楽部
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『凍りのくじら』辻村深月 / あらすじ&感想

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、 その作品を愛する父が失踪して5年。 高校生の理帆子は、 夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。 戸惑いつつも、 他とは違う内面を見せていく理帆子。 そして同じ頃に始まった不思議な警告。 皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。 引用元:講談社BOOK倶楽部
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【小説】『クローバーナイト』辻村深月 / あらすじ&感想

小さな会計事務所で働く鶴峯裕は 同い年の妻・志保と共働き、 四歳の長女・莉枝未と もうすぐ二歳になる長男・琉大を保育園に預け、 バタバタの日々を過ごしている。 そんな鶴峯家に、 ママ友、パパ友から子育てにまつわる難題と謎が押し寄せる! そして事件はとうとう鶴峯家にも――。 裕は数々の謎を解き、 育児の問題も解決して、 家族の幸せを守れるのか!? 引用元:光文社
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【小説】『オーダーメイド殺人クラブ』辻村深月 あらすじ&ネタバレ感想

中学二年生の四月、 小林アンは突然友人たちから無視される。 同級生の昆虫系(イケてないキャラ物男子)、 徳川の言葉をきっかけに仲直りするが、「リア充」の、 クラス内ヒエラルキー上位の女子グループの“世界の狭さ”に違和感をおぼえる。 実は、死の香りがする「退廃的な美」に強く惹かれ、 独自の世界観に誇りを持っているアン。 美術部の徳川が書いた絵「魔界の晩餐」にも強く惹かれていた。 ある日、 その徳川が河原で動物をふみ殺しているような現場を遠くから目撃。 気になったアンは徳川に近づき、 話をするうちに、 お互いの中に共通するセンスを感じる。 母親の無理解、 友人たちとの関係に、 絶望にも似た閉塞感を抱くアンは、 自分の美意識を理解できるのは徳川しかいないと確信、 ついには「自分を殺してほしい」と依頼する。 普通の中学二年生とは違う、 「特別な存在」となるために、 今までになく斬新な、 人々の記憶に残る殺人事件を計画するふたり。 クラス内階級を超えて密かに相談を繰り返す。 アンと徳川の不思議な関係の行方は、 そして二人で作る事件の結末とは…。 引用元:集英社