Haru
初めて井上荒野さんの作品を読みました!
余韻のある物語です。
『スミエ』概要
『スミエ』
(『すばる』2022年1月号より)
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タイトル:スミエ
著者:井上荒野
出版社:集英社
発売日:2021年12月6日
読んだ本:『すばる』2022年1月号
あらすじ
知り合って二年と少し、「僕」と亜弓の関係はあまりうまくいっていなかった。まだ修復できるかもしれない、 「僕」は亜弓に旅を提案した。 行き先の地名から「僕」はあることを思い出す――。
引用元:集英社 文芸ステーション
主な登場人物
僕…航(こう)。
亜弓…“僕”の彼女。
音村澄江…“僕”が16歳のときに数ヶ月、家庭教師だった。
『スミエ』感想
初・井上荒野作品!
私が初めて読んだ井上荒野さんの作品です。どこか村上春樹イズムを感じる文章でした。他の作品でもそうなのかしら?気になりました。
別れ
突然家族がいなくなるって、残された人たちにとってはやりきれない寂しさだと思います。というか、過去の私の経験ですが、話し合った末に彼女と別れる。それでも充分過ぎる程悲しいし寂しかったです。大学時代、彼女と同棲をしたのですが、別れたあとの心のポッカリ穴が空いた感覚は凄まじかったです。当時は当然のように結婚するものと思っていました。
結婚して嫁いできてくれたパートナーがこつ然と姿を消すとなると私だったら発狂しますね。澄江さんの元?夫が、澄江さんがいなくなってから6年経っていても澄江さんの情報を少しでもいいから欲しい!というのは理解できます。
おわりに
普段から家族やパートナーと良い関係を築いておかないといけないな、と思いました。私の場合、口数が少なく、否定的な言葉を使いがちなのでより気をつけようと思いました。
また、井上荒野さんの他の作品にも興味が湧きました。これから読んでいこうと思いました。
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