2003年

邦画

【映画】『蛇イチゴ』(2003)あらすじ&感想

家族の崩壊と再生を描くシニカル・コメディ 物語は、音信不通だった明智家の長男・周治(宮迫博之)が突然実家に帰還するところから始まります。彼の帰還は、家族の和やかな雰囲気を一変させ、隠されていた問題が次々と浮かび上がります。 明智家は、一見すると平穏で幸せな家庭に見えますが、実はそれぞれが抱える悩みや秘密を持っています。堅実で誠実なベテランサラリーマンの父・芳郎(平泉成)、痴呆が進行している祖父・京蔵(笑福亭松之助)、家事と介護をこなす母・章子(大谷直子)、そして正義感の強い妹・倫子(つみきみほ)。 周治の帰還によって、家族の均衡が崩れ、家庭内の緊張が高まります。インチキを絵に描いたような兄・周治と、正義感の強い妹・倫子との対立を軸に、物語は進行します。家族がそれぞれの問題に向き合い、再び和解し、再生へと向かっていく過程が描かれます。
ノンフィクション

【プロレス本】『U.W.F.の最強の真実』宮戸優光 あらすじ&感想

格闘技ブームの原点! 真剣勝負(リアルファイト)を追求し、 すべてを賭けて最強団体をつくった男たちの熱きドラマの舞台裏! あらゆる格闘技のスタイルが乱立し、 多くの団体が設立されては解散していた激動の1990年代初頭。 U.W.F.は、プロレスの「ショー的要素」を廃し、 真剣勝負(リアルファイト)を追求することで、熱狂的なファンを獲得した。 順風満帆に見えたU.W.F.だったが、度重なるルール変更や、 資金繰りの悪化から崩壊がはじまる……。 高田延彦、桜庭和志など多くのスターを輩出し、 さまざまな仕掛けでファンを魅了した最強団体の誕生から崩壊までの舞台裏に迫る! 引用元:講談社BOOK倶楽部
小説

【小説】『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 あらすじ&感想

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、 同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。 そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った 麻宮さくらと運命の出会いを果たして——。 あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、 必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。 引用元:文藝春秋BOOKS