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映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』 / 視覚と聴覚を超えた心の交流

イ・ジェハン監督が手掛ける『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』は、視力を失った漫画家と聴覚障害を持つ女性の切ない恋を描いた感動のラブストーリーです。山下智久さんと新木優子さんが演じる主人公たちの繊細な感情の機微と、障害を乗り越えて築かれる絆が、観る者の心を揺さぶります。
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【映画】『わたしの魔境』(2023)あらすじ&感想

主人公はどこにでもいる普通の新卒OL、湯川華。正体を隠して採用するマルチ商法企業に騙されて入社し、上司から理不尽な叱責を受ける日々を送る。ある事件をきっかけに深い心の傷を負い、周囲に相談できる人もいない中、人気YouTuberの紹介動画を通じてカルト宗教「ニルヴァーナ」に出会う。会社員生活で見出せなかった心の平和を教団内で感じるようになるが、次第に教団の恐ろしい実態を知り、引き返せなくなっていく。彼女は犯罪に加担し、自らの運命を狂わせることになる。
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【映画】『蛇イチゴ』(2003)あらすじ&感想

家族の崩壊と再生を描くシニカル・コメディ物語は、音信不通だった明智家の長男・周治(宮迫博之)が突然実家に帰還するところから始まります。彼の帰還は、家族の和やかな雰囲気を一変させ、隠されていた問題が次々と浮かび上がります。明智家は、一見すると平穏で幸せな家庭に見えますが、実はそれぞれが抱える悩みや秘密を持っています。堅実で誠実なベテランサラリーマンの父・芳郎(平泉成)、痴呆が進行している祖父・京蔵(笑福亭松之助)、家事と介護をこなす母・章子(大谷直子)、そして正義感の強い妹・倫子(つみきみほ)。周治の帰還によって、家族の均衡が崩れ、家庭内の緊張が高まります。インチキを絵に描いたような兄・周治と、正義感の強い妹・倫子との対立を軸に、物語は進行します。家族がそれぞれの問題に向き合い、再び和解し、再生へと向かっていく過程が描かれます。