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【化学基礎】第4回『単体と化合物』学び

【化学基礎】 第4回 『単体と化合物』 学び
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元素と元素記号

元素

物質を構成している基本的な成分

例:C2H5OHエタノールの場合は、炭素C、水素H、酸素Oが元素。

引用元:化学の迷路

元素記号

化学では、「元素」は、「元素記号」を使って表します。(世界共通の記号)

例:水素…水を作るもの「hydrogen(ハイドロジェン)」の「H」。
  炭素…炭のもと「Carbob(カーボン)」の「C」。
  酸素…酸を作るもの「Oxygen(オキシジェン)」の「O」。

元素記号は、アルファベットの1、2文字で示されています。
2文字の場合、1文字目は大文字、2文字目は小文字で書きます。
現在、約120種類の元素が知られています。

単体と化合物

純物質…他の物質が混ざっていない物質。一定の融点・沸点・密度を持っている。

純物質はさらに2種類に分けられる。

単体

1種類の元素からできている純物質

例:窒素N₂  マグネシウムMg

化合物

2種類以上の元素からできている純物質
例:酸化銅Cuo 二酸化炭素CO2

『化合物』の大事なポイント…元の単体とは性質が異なる
例:水…単体の水素や酸素とは性質が異なる。

酸化銀→分解 銀+酸素
2Ag2O→4Ag+O2

同素体

同素体…同じ元素の単体で性質の異なる物質を、互いに『同素体』といいます。
物質の構造が違うので、性質も異なります。

黒鉛とダイヤモンドの共通点

どちらも同じ炭素Cでできている単体。

ダイヤモンド…炭素・Cの原子が 立体的に規則正しく並んでいる。
無色透明。とても硬く、電気を通さない。
その硬さを生かして、コンクリートやアスファルトを切断するカッターの刃にも使われている。

黒鉛(グラファイト)…炭素・Cの原子が 平面的につながって積み重なっている。
黒色で砕けやすく、やわらかい。電気をよく通すので、乾電池の電極にも使われている。

同じ炭素の元素からできているのに性質が違う。

硫黄の同素体


硫黄には、斜方硫黄・単斜硫黄・ゴム状硫黄の3つの同素体がある。

斜方硫黄…八面体の結晶
常温では斜方硫黄が安定した物質。単斜硫黄・ゴム状硫黄はゆっくりと斜方硫黄に変わっていく。

単斜硫黄…黄色い針状の結晶。
ゴム状硫黄…褐色で弾力性のあるゴム状の物質。

斜方硫黄は8個の原子が輪になっているが、ゴム状硫黄は1本の鎖みたいになっている。
ゴム状硫黄は、硫黄の原子がひものように1本につながっているだけだから、
ゴムのように弾力性があって、形を変えることができる。

硫黄はゴムに弾力性を与える効果があり、自動車のタイヤにも使われている。

『元素』と『単体』の違い


単体…実際に存在する物質。

元素…物質を構成する成分

例:水H₂Oの場合
水素Hと酸素O2の化合物。
単体の水素H、酸素Oがそのまま入っているわけではない。

それらの物質を構成する成分、
「元素」は、水の場合は 水素H、酸素Oということ。

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