今回ご紹介する映画は数々の映画賞を受賞した、
コーエン兄弟の代表作、『ファーゴ』です。
『ファーゴ』
『ファーゴ』概要
邦題:ファーゴ
原題:Fargo
監督:ジョエル・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
製作:イーサン・コーエン
製作総指揮:ティム・ビーヴァン
出演者:
フランシス・マクドーマンド
ウィリアム・H・メイシー
スティーヴ・ブシェミ
ピーター・ストーメア
製作国:アメリカ
公開:1996年
『ファーゴ』あらすじ
アカデミー脚本賞など数多くの映画賞を受賞したコーエン兄弟の代表作。
引用元:Filmarks
借金返済のために計画した妻の偽装誘拐が、
トラブルの連続によってやがて死者数人を出す
凶悪事件へと変わっていく様子を描くミステリー・サスペンス。
『ファーゴ』感想
昔から有名作なのでタイトルは知っていたものの、
なかなか観る機会がなく、Amazon Prime Videoで何を観ようかと思っていたら発見。
配信されていたので観てみました。(2022年6月現在は有料配信)
初めて観るコーエン兄弟作品。
冒頭のテロップの“実話”でまず引き込まれた。
そうなんだ!これって実話を元にしているんだ、と思うと
どんな事件なのか気になりますよね。
観終わった後にWikipediaを見てみたら完全に嘘でした。
思いっきりフィクションです。
そんな演出って有り〜!?
自動車販売の営業・ジェリーが借金返済の為に妻の誘拐を企てるのですが、
歯車がどんどん狂っていき、全く望まない方向へ進んでいくのが本当に不快。
もうちょっと良い方向に行って欲しいのに、全然良くならない。
個人的には奥田英朗の小説『最悪』を思い出しました。
毛色は違うものの、全然良い方向に進まないもどかしさ。
最初の殺人から、観ていて辛い。血がぁ〜!!!
そこからどんどんエスカレートしていく殺人劇。
同時進行で、ジェリーが取引先より、架空の売上がバレそうになり、
車のナンバーのコピーを請求されて苦しんでいる姿。
いやいや、観ているこっちが一番苦しいよ!
結局、ジェリーが全ての元凶なんですよね。
中盤から登場の女性警察署長・マージ。
主人公はこの方なのかしら。
マージと夫のノームが二人で並んでいるシーンがものすごく癒やされました。
この事件が実話じゃなくて本当に良かったな、と思える作品でした。
コメント