『ある夜、彼女は明け方を想う』
『ある夜、彼女は明け方を想う』概要
監督:松本花奈
出演者:
黒島結菜/若葉竜也/北村匠海/小野花梨
あらすじ
留学先のニューヨークで、
出張に来ていた現在の夫(若葉竜也)と出会い、
恋に落ちた<彼女>(黒島結菜)。3年間の交際を経て大学院在学中にプロポーズされ、
幸せに溢れた結婚生活を送っていた。しかし、夫の海外転勤と<彼女>に届いた内定通知をきっかけに
卒業後の生き方についてすれ違い、
2人の人生の歯車はずれはじめる。そんな中、
行けなくなった飲み会に代わりに参加してもらえないかと、
友人(小野花梨)から頼まれる。仕方なく行ったその退屈な飲み会で、
<彼女>は<僕>に出会ってしまう-。ⓒカツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
引用元:Amazon Prime Video
『ある夜、彼女は明け方を想う』ネタバレ感想
『明け方の若者たち』完結編
『明け方の若者たち』のスピンオフ映画。
この作品も込みで『明け方の若者たち』なのかな、
と思いました。
今作は「彼女」視点で描かれるサイドストーリー。
「僕」と出会う前も描かれます。
夫について
「夫」となる人との出会い。
まず、NYで大学生引っ掛けて付き合う社会人ってどうなの?
という違和感。
タバコを吸う姿に惹かれて、
というのも幼い。
結局DV夫だし。
おもしろポイント
ストーリーに全く関係ないのですが、
可愛いな、おもしろいな、と思ったポイント。
靴の着脱
夫が靴を脱ぐ時に絶対座る点。
履くのは立ったまま履けるんだね!
なんか脱ぐときだけ子どもっぽくて可愛い。
タバコを買いに行く
そしてDVというか、
妻が日本に残る、となって怒るシーン。
イライラしてタバコを吸おうとするが、
なかなかタバコの火がつかない。
で、イライラしながら
「ちょっとタバコ買ってくる」
と言って出ていくシーン。
いや、買うならライターやろ!
タバコまだ残っていたやん!
と思いました。
「妻」より大人なのに、
子どもっぽいところが可愛い「夫」でした。
友人
「妻」と仲が良い友人。
そもそも、不倫の原因となったの、
この子が飲み会に行けなくなって「妻」に行かせた、
ってのもあるんじゃない?
と思いました。
というか、不倫中は「僕」と遊んでばっかりだったけど、
その辺のことって友人に言ったりは一切していなかった、
って事ですかね?
あくまでも友人であり、
「親友」みたいなポジションでは無いんですね。
『明け方の若者たち』とのリンク
『明け方の若者たち』本編の終わりとリンクさせるような終わり方でした。
友人が「僕」の同僚と付き合っている(であろう)と
示唆しているところ。
『明け方の若者たち』の最後に「僕」が見た、
ハイボールの空き缶はもしや「彼女」が実際に置いていたのかな、
と思わせる感じ。
「僕」ともっと大きな花火見に行こう!
と言っていたのを「夫」と見るっていうリンク。
「僕」の元にはもう戻らないんだな、
という感じがします。
この作品も含めての『明け方の若者たち』だな、
という作品でした。
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