『架空の犬と嘘をつく猫』寺地はるな / あらすじ&感想
「嘘吐き」の家系の羽猫家――
3人目の子供を亡くしたことを受け容れられず空想の世界で生きる母、
愛人の元にすぐ逃げる父、それの全てに反発する姉、
そして、思い付きで動く適当な祖父と、比較的まともな祖母……。
そんな滅茶苦茶な家の長男として生まれた山吹は、
幼い頃からみんなが唱える「嘘」に合わせ成長してきた。
そして、その末に、
このてんでバラバラな家族のゆく末と山吹の日常には、
意外な結果が訪れる。
これは、それぞれが破綻した嘘を突き続けた家族の、
ある素敵な物語――。
若手実力派作家・寺地はるなが描く、
ちょっと変わった家族小説が登場!
引用元:Amazon