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『秋の七草』とは

『秋の七草』とは
Haru
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秋の七草ってご存知ですか?

七草って聞くと、お正月に食べる七草粥が浮かぶ方多いのではないでしょうか。
お正月に食べる七草は、「春の七草」と呼ばれるもので、無病息災を祈って、
「せり」「なずな」「おぎょう」「はこべら」「ほとけのざ」「すずな」「すずしろ」を
お粥にして食べますよね。(七草粥)

お正月ごちそういっぱい食べて疲れた胃を労る意味もあって、
ニュースでもわりととりあげられるし、
スーパーでも商品としてたくさん並ぶので目にする人も多いと思います。

しかし、今回のテーマ「秋の七草」はといいますと、
春のようにお粥にして食べたりはしません。

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『秋の七草』とは

由来

1.「秋の野に 咲たる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」 (万葉集)

2.「萩の花 尾花葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなえし) また藤袴 朝顔の花」 (万葉集)

という、あの有名な山上憶良先生が詠んだ上記のニ首の歌にちなんでいるそうなのです。

七草

秋の七草は↓
・姫部志、女郎花(オミナエシ)
草丈→60~100cm程。オミナエシ科。
8月~10月頃 黄色の綺麗な花を咲かせます。

・尾花(ススキ)
尾花はススキの別名。イネ科。
お月見には欠かせない草花のひとつ。

・桔梗(キキョウ)
草丈→40~100cm程。キキョウ科。
綺麗な花で武将の家紋として使われています。

・瞿麦、撫子(ナデシコ)
山でよく見かけるナデシコ科。

・藤袴(フジバカマ)
8月~9月頃に白い花が咲く。
キク科。
昔は当然のように生えていたのですが、現在は、絶滅危惧種に指定されています。

・葛花(クズ)
大型のつる性植物。マメ科。
根から取れるデンプンが葛粉(葛餅&葛切りの原材料)。

・萩(ハギ)
総称マメ科ハギ属。多種アリ。

です。
植物の旬を調べると、8月頃が多いようですので、丁度、旧暦でいうところの秋。

ちなみに覚え方は、頭の文字をつなげて「おすきなふくは」という覚え方が一般的。

夏と冬の七草は?

ところで、春と秋の七草を紹介しましたが、じゃあ夏と冬は?ってことなんですが、

そうなんですっ!あるんですよっ!
歴史が古いのは春と秋の七草。
で、冬、夏と、楽しむようになったようですね。

夏の七草

夏の七草は、
・葦(よし)
・い草
・蓮(ハス)
・沢瀉(おもだか)
・未草(ひつじぐさ)
・河骨(かわほね)
・鷺草(サギソウ)

です。
何か昔からのいわれがあったわけではなさそうで、教育者&政治家の勧修寺経雄さんが選出されたのだそうです。

夏の七草も秋同様で、愛でるもの。
観賞用で、お粥にして食べません。

で、冬なんですが冬は3パターン。

冬の七草

冬の七草 1
・ふきのとう
・ふくじゅそう
・せつぶんそう
・ゆきわりそう
・かんあおい
・かんぎく
・すいせん
です。

冬の七草 2
冬至ということばを聞いたことある方多いと思いますが、この冬至の日には、
・かぼちゃ(なんきん)
・にんじん
のような「ん」が2つ名前につく食べ物を食べると運気2倍!といわれる習わしがあるのですが、そこから、
「ん」のつく食材を7つあげて「冬の七草」と呼ぶこともあるそうです。

・かぼちゃ(なんきん)
・うどん(うんどん)
・にんじん
・れんこん
・かんてん
・ぎんなん
・きんかん

他には冬の季節の食材で、体が温める食べ物をあげた

冬の七草 3
・白菜
・ネギ
・大根
・春菊
・キャベツ
・ほうれん草
・小松菜

です。
実は私も上記のもの全部は知らなかったのですが、今回興味を持って調べたのですが、
わりと身近にあるものの草花のや食べ物の名前で、親しみを感じました。

おわりに

七草って興味がなかったり難しそうという先入観がありましたが、知ると何だか面白くて、誰かに言いたくなっちゃいますね(*´∀`)

四季の草花を鑑賞しながら、その時々の季節を感じる。
そういう穏やかな時間もいいですね。

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