今回ご紹介する本は、
韓国のコピーライター、キム・ウンジュ/文
デザイナー、イラストレーター、ヤン・ヒョンジョン /イラスト
第14回韓国文学翻訳新人賞受賞、簗田順子/訳
『+1cm 』です。
『+1cm たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える』
『+1cm 』内容紹介
たった1cm、ものの見方が変わるだけで世界は180度ちがって見えてきます。
少しだけ視点を変えて、人生にポジティブな大逆転を起こしませんか?仕事、人間関係、恋愛、夢…人生に「なんとなく」満たされていないと感じる人へ。
悩みごとがあるとき「あともう少しがんばろう」とはなかなか思えないもの。
思いきった方法で悩みを解決しようとするとリスクも大きいですし、
尻ごみしてしまうことも多いでしょう。けれど、本当にほんのわずか、
たった1cmだけ見方や考え方を変えてみるのはどうでしょうか。
ネガティブな気持ちや考えが変われば結果はきっと付いてきます。本書には、そんな大逆転のためのアイディアとヒントがクリエイティブな言葉とかわいいイラストでたくさん詰めこまれています。その先には人生が、世界が、あなた自身ががらりと変わる感動が待っているかもしれません。
韓国・米国で75万部超えのベストセラーがついに日本上陸。
引用元:文響社
心がスーッと軽くなる。人生の処方箋になる一冊です。
『+1cm 』読もうと思ったきっかけ
がんばらなくて大丈夫。あなたは十分うまくやっています。
P.004「はじめに」より
この一文に惹かれて読もうと思いました。
文中にも書かれているのですが、
自己啓発書ってだいたい、チャレンジしよう!みたいな頑張りの強要がすごいんですよね。
頑張れば何にだってなれる!
わかります、わかりますけど、それすら結構しんどい人もいるんですよ。
また、内容的にはありきたりな内容ではありますが、
可愛いイラストもあるので読みやすいし、わかりやすいです。
『+1cm』心に響いたところ5選
「リバーシブル」
豊かだから分けてあげる
分けてあげれば豊かになる
P.016「リバーシブル」より
大ヒット自己啓発小説『夢をかなえるゾウ』の解説を見たときに
ずっと疑問に思っていたのが、「募金をする」ってことだったんですね。
なんで夢をかなえるのに募金なの?
むしろクラウドファンディングで生活費くださいって気分なのに、
と思っていたのですが、その本質ってこういうことなのかな、と思いました。
「ポジティブ理論」
1.良いことを予想してて 良いことがあったとき
良いことを予想してて 悪いことがあったとき2.悪いことを予想してて 良いことがあったとき
P.018「ポジティブ理論」より
悪いことを予想してて 悪いことがあったとき
1と2と比較すると、
1の考えの方が気持ち良いですよね。
ポジティブに生きる方がどう考えてもお得!
考え方一つでこんなにまるっと変わるということに衝撃を受けました。
「奇跡」
奇跡は信じる人にだけ訪れる。
P.038「奇跡」より
『スラムダンク』の名台詞、
あきらめたらそこで試合終了ですよ…?
漫画『スラムダンク』より
と同じような意味に感じました。
信じない人には奇跡は起きない。
信じるから奇跡が起きるんだ、ということです。
「ニュー・アンサー」
毎日ひとつ、いつもと違うことをしてみよう。
それがあなたの人生の「新しい答え」になるかもしれない。
P.118「ニュー・アンサー」より
新しいこと、
個人的にはそれが一番のストレスだったりプレッシャーなんですが、
小さいことでも良いので、新しいことをコツコツしていくことって絶対に必要だと思います。
大股じゃなくて良い。少しずつでも変化をしていこう。
「幸せ貯金」
誰かを幸せにしてあげれば自分も幸せになる。
P.226「幸せ貯金」より
家族も仕事も全部これに尽きます。
結局、生きるってこういうことなんだと思います。
人を幸せにする方法は様々なので、
自分に合った、相手に合った方法を考えて実践する。
そしてそれが自分の幸せにも返ってくる。繋がってくる。
簡単な言葉なようなでとても深い、と感じます。
『+1cm』感想まとめ
タイトルの通り、『+1cm』の差でこんなにも人生って楽しく、
充実したものになるんだ、ということが学べました。
人生を楽しくするのは自分次第。
改めて、前向きに、明るい気持ちで生きていこうと思いました。
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